片道15分のハラハラ、「阪急バス」。

本日、家から最寄り駅までのバスの中で。
途中から乗車してきた中年男性が、窓を開けようとしたけれど開かなかったようで、
その後ずーっと「きったないオッサンの息を吸わなあかんのか!」
「換気もできひんのか」「きったないオバハンの息吸うんか、おまえやおまえ!」
などなど、大声の独り言?でかなり口汚く怒鳴り続けていて、
その尋常じゃない様子や言動に、バスの中は凍り付いていました。

さらにしばらく後、乗車してきたのは大きなベビーカーに双子の乳児を
のせた、まだ若そうなお母さん。
バスの通路は完全にふさがっている状態になりました。
バスが動き始めると再び、中年男性の怒鳴り声が響き、そのうち双子の
一人が大声で泣き始め、バスの中はもうエライことに。

アタシは中年男性が自分のことを棚にあげて、泣き叫ぶ赤ちゃんやお母さんに
何か言うんじゃないかとドキドキハラハラ・・・。
終点のバス停までにはまだ少し距離のある場所で、後ろの方の席から
中年男性が立ち上がって通路を歩き、双子ベビーカーの所で大声で
「通るからどいてんか!」と叫んだときにはもう、心臓バクバクでした。
お母さんは慌てて脇にどこうとするものの、双子用ベビーカーは幅が広くて
通路はほぼいっぱいいっぱいなんです。
再度中年男性が「通るからどいてんか!」と大声を出した時、ちょうど
その横あたりの席に座っていたおじいさんが、静かに
「赤ちゃんいるからムリや」と言いました。
すると中年男性、意外と素直に「・・・あ、そう」と狭い隙間をどうにか通って
運転席のあたりまで進み、終点のバス停でおとなしく降りていきました。

アタシはバスを降りた後、お母さんがバスのステップをベビーカーで
降りるのは大変だろうし、お手伝いできるかな、と思って少し待ちました。
するとお母さんが降りる際には、すでに二人の年配の女性が声をかけ、
一緒にベビーカーをかつぎおろしておられました。
また他にも、きっとかなり怖い思いをしたであろうお母さんに何事か
声をかけてなぐさめている風な方もいて・・・
アタシは急いでもいたのでそのまま立ち去りました。

緊張感あふれる15分でした。
怖い通り魔事件とかもあるので、やっぱり人前であんなに大声で怒鳴り、
怒っている人がいると偏見かもしれないけれど、怖いです。
でも何事もなくて良かった・・・親切な人もたくさんいることが確認できて、
それも良かった。
双子のお母さんはもちろん、子育て中の方が怖がらずに外出できるような
世の中になったら良いのに!と願わずにはいられませんでした。

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