発達障害、片付けられない女とライフオーガナイズ。
今週は、月1で続けている発達障害児者支援講座もありました。
今回のテーマは「発達障害者の理解と支援」。
来年度からは、“軽度発達障害”という言葉がなくなり、一律に“発達障害”となるそうです。
講師である臨床心理士の山本先生の考えは、「全ての発達障害の根底には自閉症がある」と
いうことなので、発達障害=自閉症スペクトラムということにもなります。
自閉症、高機能自閉症・アスペルガー障害・広汎性発達障害、ADHD、LDについての大きな
特徴と注意点などの復習をする授業だったのですが、その症状の幅広さ、不思議さには
いつものことながら驚かされます。
またその反面、似たようなところが自分にも周囲の人にもたくさんアルアル!で、障害と
障害でない領域の線引きの難しさをあらためて感じる時間でもありました。
中でもADHDの領域の方、ボーダーの方に「片付けられない女(もちろん男も)」が少なからず
おられるのではないかという話には毎度いろいろと考えさせられます。
どうしても、脳の機能の問題で片づけが苦手だという方もおられるでしょうし、
もしかしたら、ただ単に根が怠け者、だらしない、散らかっていても汚くても全く苦にならない、
イヤむしろその方が落ちつくのだよという方もおられるのかもしれない。
しかしどちらにせよあまりにヒドイ汚部屋汚宅ゴミ屋敷というのは衛生的にも問題があるし、
モノがなくなる、モノを探すのに時間がかかる、ご近所や他人にまで迷惑がおよぶ、
しまいには全ての家事や育児が停滞し、暮らしそのものが行き詰る恐れまで出てくるわけです。
障害や性格は、他人や周囲がどうこうすることはできません。
でも片付けや掃除や段取り力は、本人の気づきと周囲のサポートで改善・解決できます。
・手順を紙に書いて、壁に貼って見ながらやる。
・あらかじめタイムスケジュールをたてて、紙に書いてその通りの時間割で進める。
・それぞれのモノに最適な片付け場所(=使う場所)を決め、ラベルを貼ってモノの置き場を視覚で
確認できるようにする。
などなど・・・ごくごく簡単なことからひとつづつ、地道にコツコツ始めると良いそうです。
発達障害のことやその支援のポイントを勉強しているアタシにとって、
「ライフオーガナイザー」の考え方や手法というのはとても人それぞれの個性や価値観、
考え方やライフスタイル、生き方を尊重するものだと考えられ、なんかピターッときたんですよね。
心理学を学び始め、発達障害の講座で勉強を続け、ライフオーガナイザー講座に巡りあえたこと、
すごくご縁を感じるし、自分の中ではちゃんと見事なまでに(笑)リンクしていて、
いつかうまい具合につなげられたらいいなぁとか、いろいろ妄想画策しています。
いくつになっても、むしろ歳を重ねるほどに、新しいことを学ぶって本当に楽しいです!
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