不登校で、子育てと仕事の両立に悩む母。
友人の女性ライターと、中1の息子クンの話の続きです。
息子クンはこの9月から不登校で学校に行けていないのですが、母が思うにはきっかけがあり、
学校、特に部活内で1学期〜夏休みの間に人間関係のトラブルがあったらしいのです。
おそらく夏休み中にいろいろゴタゴタがあり、息子クンも思い悩んでいたんだろうけど、
母はその頃めいっぱい仕事をしていて、昼間は取材で飛び歩き、夕方帰宅して家事をすると
夜はまたファミレスなんかに出かけて原稿を書くのに集中し、深夜に帰宅していたそうです。
そんなあわただしい日々の中で、息子クンがそこまで悩んでいたことにも気づかず、
それ以前にちゃんと子どもと向き合ってしっかり話を聞いてあげられていたのだろうか・・・と
母としてはやはり、自分を責める部分があるようで。
息子クンが幼児退行ぎみで、片時も母と離れたがらないため、
現在は仕事量を激減させてはいるものの、1週間にほんの数時間ほどだけ外出があり、
その数時間の間にさえ息子クンから何十回となく泣きながら電話がかかってくるんだそうです。
そんなにまで今、息子クンが母を求めているのなら、今だけは一緒に居てやってはどうだろうと
思いつつ。
しかし私は同年代の同業者として、彼女が出産育児で一旦ライターを完全にやめてから、
また苦労して家事と育児と仕事を両立しながら少しずつ仕事量を増やし、信頼を得て、
今の仕事環境を整えてきたこともよーく知っている。
お互いにようやく復帰という感じで、以前に一緒に契約ライターとして働いていた代理店でも、
まだ息子クンが小学生で、体調を崩したとかなんとかで彼女が早退を申し出た時に、
課長にイヤミを言われていたことも横で聞いていたから知っている。
アタシも娘ズがまだ小学生だったから、同じようなこともあったからよく覚えてる。
子どもが小さかった頃、時間帯もまちまちな打ち合わせや取材に出て行くことは、やっぱり
ちょっと大変で、あちこちに頭を下げたり段取りしまくったりしてどうにかやってきたんだもの。
それをまた、ようやく子どもが中学生になったというこの時期に、全部の仕事を断って
「0」になるのは!
ふんぎりつかないのもスゴクよくわかる。
全部の仕事を断って、ずっと息子クンと一緒に家に居たからって、必ずしも彼が元気になるとも
限らないしね。
子どもが何歳になっても、子育てと仕事の両立で難しいことが起こるんだなぁってしみじみ。
あ、ちなみに夫さんは単身赴任で協力はのぞめないそうで・・・それも辛いところなんです。
友人の子どもの不登校があまりにも多いことにいつも驚くのですが、結局、
何もできないんですよね。
何の役にも立たない。
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