おとなも子どもも、心を病んでいる。
先日、旧知のデザイナーさんからの紹介で、女性のライターを探しているという方と
話をしました。
詳しい事情はさておき、要するにある仕事がすでに進行しているのだけれど、
取材人数が多く、拘束時間が長く、納期が厳しく、仲介している代理店からもクライアントからも
すごい量の訂正・修正指示が入るため、だんだん担当している女性ライターさんが
精神の安定を欠きだし、今ではかろうじて取材には来るものの、納期は守れず
「できるだけ早くこの仕事からおろしてほしい」と泣きついてこられ、
「明日はもう、朝電車に乗れるかどうかもわからない」というプチ鬱状態なんだそうです。
それで同様の仕事の経験者をピンチヒッターとして探しているということだったのです。
アタシが話をしたのは、コンビを組んで一緒にその仕事を担当しておられる男性ライターさんで、
「・・・すごい量の訂正・修正指示って・・・?そんなにスゴイんですか?」と聞いてみると、
「ハイ。僕は初回の真っ赤なリターン(原稿)を見て・・・ちょっと死にたくなりました」ですと。
ひゃぁぁぁ・・・そんな仕事したら、アタシの精神だってどうなることかわからないじゃないですかぁ。
できる範囲でお手伝いすることは可能ですが、全部まとめてお引き受けすることはできません。
とお返事し、元仕事仲間でもある別の女性ライターに応援要請をしようと電話をしてみると。
彼女は彼女で精神の安定を欠いていて、只今新規の仕事を受けられる状態ではなかったのです。
中1の息子クンが、この9月から学校に行けていなくて、そればかりか幼児退行ぎみで、
いつも母の姿を求め、探し、姿が見えないと泣いたり暴れたりして、おちおち家も空けられない
のだそうです。
そうなんやー・・・と驚き、仕事の話なんてそっちのけで、彼女と息子クンの話をして、
また時間のあうときにでも、ゆっくり喋ろうね。と言って電話を切ったのですが。
おとなも子どもも、心を病む人が多い。
多すぎるんじゃないかと思うぐらい、周辺だけでも本当に多いです。
環境や社会のせいなのか・・・人が弱くなったのか・・・なんでなんだろう。
このままどんどん、こういう傾向が強くなっていったらどうなるんでしょうか?
強い・弱いも二極化しているということなのでしょうか?
自分もそうだけど、子ども達には特に「生きる力」が一番必要な時代なのかもしれません。
戦争中とかとはまた違った意味の、強さ、しなやかさが必要です。
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