突然、「IQが低い」と言われたら?

小学生の頃から勉強ができなくて、コミュニケーション能力にも問題があり、

イジメにもあったし不登校ぎみの時期もありました。

それでも友達や先生に恵まれ、私立の普通高校を卒業し、厳しい運動部も最後までがんばった。

しかし専門学校に入学すると、勉強についていけないし、認定試験に合格できない。

アルバイトをしても続かない、というよりクビになったり、怒られすぎて行けなくなる。

結局専門学校もアルバイトもやめてしまい、今はニートの日々です。

・・・というような話、イマドキ珍しくもないことかもしれませんが。

成人している子どもがそんな日々を送るうちに鬱状態になり、各種病院やセンターをまわって

検査を受けるうちに、発達障害と診断され。

気が動転しつつも、必死に発達障害の勉強をしている親のもとに、今度は

「子どもさんには、知的障害があります」と、想定外に低いIQを告げられた時のショックたるや・・・

子を持つ親なら誰だって想像できると思います。

そんな話が実際に身近にあり、知能指数や知的障害って、一体ホントのところ何なんだろう?

どこからどこまで、どんな症状をいうんだろう?ってホントに疑問に思い、

ごくごく軽く、ネットで調べただけでもいろいろと考えさせられることが多いんですよね。

ものすごく簡単に言ってしまうと、発達障害と同様、軽度の知的障害の場合は

本人も家族も気づいていない、潜在的な該当者が相当数いるはずだということ。

現在、アタシの身近で起こってる話の当事者、成人男性のAくんも、自分が発達障害であることも

知的障害であることもいまだに知りません。

ただでさえ劣等感にさいなまれ、鬱状態に陥っている彼に、親も告知できないのです。

「20年以上も一緒に暮らしていて、気がつかないものなの?」と思われるかもしれませんが、

日常生活の中ではなかなかわかりにくいものだと思います。

彼は学科試験も合格して、運転免許も取得できていますし、

いざ専門的な勉強や就労、となってようやく「理解力が低い」という彼の問題が

本当に大きな問題、壁となって人生に立ちふさがってきたというところでしょうか。

実際、彼が希望さえしていれば、AO入試などで大学生になることだってできたでしょうし、

これでは本人も周囲もなかなか気がつかないのもムリはないとも思えます。

景気が悪くなり、職がない現在、彼と同じような人々が誰にも気づかれないままに

苦境に立たされているはずだとも言われています。

アタシ達アラフォー世代は小学校などでも知能検査を受けていたような記憶があるのですが、

現在はそういうことはしていないようですよね?

それも今回の問題の一つの原因ではないかと思うのですが、知能検査にはいろいろと

批判も多かったらしいので、それはそれで理由あってのことなのでしょう。

このことについてはまた、少しずつでも勉強して続きを報告したいと思っています。

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