友達を食堂に誘えたから、「冷しキツネ」記念日。

元カナヅチ次女、水泳の授業で4種目メドレー100mを完泳したものの、
「ターイム、オーバー!」につき、今年も補習が決定したそうです。
「先生の言うタイムより、40秒も遅いねんで?40秒も縮められるわけないやん!」とブツクサ言い、肌も荒れてきてはいるものの、5月頃とは別人のように
元気で笑顔になりました。

4〜5月頃は新しくなったクラスにも、仲間に入れてもらったグループにも
あまり馴染めず、担任ともトラブル発生。
宿題が多い、生徒会の文化祭準備と部活の両立が大変、体育の創作ダンスがイヤと
もぅ次から次へとしんどいことが出てきて思考は悪い方へ悪い方へと。
とにかく毎日話を聞き、なぐさめ、勇気づけ、解決策を一緒に考えながらも、
「甘えるなーーーっっっ」「そのぐらいのこと、みんなガンバッテルわ!」と
怒鳴りつけてやりたい衝動にかられたことも、一度や二度ではなかったです。
メンタル弱すぎやろっ、と。

でもね。
同じ中学から方々の高校に進学した元同級生の母達と喋っていると、
次女みたいな子、スゴク多かったんですよね。
高1〜高2の間で高校やめちゃった子も少なくないし、
「おもしろくない」「やめたい」と言いながらつまらなそうに通っている子、
「中学までの時のように、仲のいい友達ができないみたい」っていう話も。
次女が絶不調の時、ネットでもいろいろ体験者の声とか見てみたら、
「友達ができない」「ずっと(ひとり)ボッチで辛い、やめたい」っていう話が
多くて、これきっと不登校や中退の原因にもなっているんだろうなーって思った。
そんなこと、親にも先生にも相談しない子はしないだろうし。
ウチの次女のみたいに、一見、ちゃんとグループにも入っていて
仲間はずれにもされていなければイジメられてもいない場合なんて特に、
親も先生も子どもの悩みや寂しさ、孤独感に気づきようがないと思う。

次女はグループの子に気を使うのも、クラスが知らない子ばかりなのも
しんどくて、毎朝登校する時に笑顔じゃなくなっていました。
でも、「高校は不登校したら留年するよ。1学年遅れてやり直したり転校するよりは、今のクラスにがんばって行った方がよくない?留年退学転校する覚悟があるなら、休んでもいいけど?」というような話をすると、そんなことは
本人が一番よくわかっていることなので、ガンバッテ行きました。

転機は文化祭だったかな。
クラスは「ストップモーションムービー」で短編映画風?のものを創作し、
展示部門で優秀賞をとって盛り上がったみたい。
準備や当日のハイテンションやなんやかんやで、クラスでもグループでも
うちとけて自分らしく居られるようになったみたいです。
「クラスに居ても楽しい」って言うようになってきました。

「自分だけが、元々の仲良しではないから」と変に気を使っていたグループで、
「今日はお弁当を持ってきていないから、みんなで食堂までつきあって!」って
なかなか言えず、お弁当のない日はパンを買っていったりしていた次女。
文化祭後のある日、とうとう勇気を出してその言葉を言ってみたら、
もちろんみんなフツーに食堂までつきあってくれたらしい。
暑い日で、次女は前々から食べたかった「冷しキツネ」を食べたそうです。
次女なりに、次女なりにですがガンバッタなーと思います。
良かったヨカッタ、母疲れ果てたけど。
結局のところ、自分で壁をつくっていたんじゃないかと思うんです。
今まだ、友達ができずに学校生活を楽しめていない子やそのお母さんにも、
あきらめずにガンバッテって言いたい。
只今次女は、期末試験直前ですが、なんだかもぅそんなことはどうでも良くて、
やっぱり子どもは元気で笑顔で楽しく学校に行っているのが一番だなーと
つくづく思うのですよ。
子どもは笑顔でないとね!
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