「子どもは親を選んで生まれてくる」に傷つく人も。

「子どもは親を選んで生まれてくる」という言葉、何度か耳にもしたし、
本にも書いてあるそうだし、テレビやネットでも話題になったことがあるらしいです。
「前世」や「スピリチュアル」関連が好きな方の中には、この考え方が
とても好きだったり、親や子どもとの関係をより運命的に感じられるせいか
喜んで信じておられる方も多いようです。
アタシは初めて聞いた時、「ふーん」と思ったぐらいで特に良いとも悪いとも
感じなかったのですが。
例えば生まれてきた子をどうしても愛せない、重荷に感じている方や、
親に愛された記憶のない方、虐待されてきた方にとっては、
「子どもは親を選んで生まれてくる」という言葉は、
まるで何かの天罰のように感じられたり、
自分の意思で虐待されている=自分が悪いと感じられたりもするそうです。
また、不妊や不育症で悩んでいる方の中には、
「私は誰からも選ばれないから子どもに恵まれないんだ」と感じる方もいるそう。
言葉って、立場によって180度、違う感じ方をされる可能性が常にありますね。

大震災にからんで、「がんばろう!」とか「勇気を与える」とかいう言葉を
目にしない日、耳にしない日はありません。
それはそれで、良い言葉でもあり、良い面もたくさんあるのだと思う。
でももし自分が家族を亡くしたりしていたとしたら・・・
「がんばろう!」とか「勇気を与える」なんて言われても、
心に響かないだろうなぁ・・・なんて個人的には思います。
もしかしたら、場合によったら、余計孤独になってしんどくなってしまうかも。
復興に水をさすつもりも、「がんばろう!」と言っている人を非難する気も
全くないんですよ。
ただ、言葉は人を元気づけもし、同じ言葉なのに別の誰かを激しく傷つけもする。
反省と共に、自戒をこめて、毎日考えています。
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