不登校のカウンセリング、本音の子育てで修羅場。

学生時代からの大切な友人と会い、ゆっくり喋ってきました。

彼女は中学生の息子クンの不登校で悩んでいます。

大学時代の恩師でもあり、現在も執筆活動をしながらカウンセリングもしておられる

80歳代(!)の女性臨床心理士さんとの面談の話がとても印象的でした。

初回の面談で、挨拶もそこそこにまず息子クンのこれまでの経緯を冷静に話しかけた時、

「ちょっと待って!」といきなりさえぎられ、「あなたは息子クンのことが心配で心配でたまらなくて

ここまで来たんでしょう?○○のことが心配で心配でたまりません、と言ってみなさい」と指示され、

戸惑いながらも目までつぶらされ、2回、3回と何回も同じことを言わされるているうちに、

心配で心配でたまらずやって来た気持ちそのままに、号泣してしまったんだそうです。

どういうことかと言うと、カウンセラーがおっしゃるには、「あなたが本音を出さないうちは、

息子クンも本音を出せないんじゃないの?」とか、「あなたは本音で生きている?いい人、

いいお母さん、いい奥さんを装っていない?」というような問いかけだったそうです。

これは友人を学生時代から知っている恩師だからこその指摘だったのかもしれない。

友人はとてもいい人で、いいお母さんで、いい奥さんなんです、実際。

家庭は、子どもが良いことも、悪いことも、「自由に話せる」環境であるべきだということなんだ

そうです。

家族が自由に不平不満や愚痴、文句、時には誰かの悪口さえ言えて、

イヤなことはイヤ、キライなものはキライと安心して言ってもいい場所であることが大切だと。

子どもとケンカしてもいい、子どもの前で夫婦喧嘩したっていい、そのかわりちゃんと仲直りすれば

いいのだと。

友人は、家で弱音を吐いたり、悪口を言ったりはしてこなかったし、子ども達がそういうことを

口にすると、やんわりとたしなめていたそうです。

カウンセラーは、親を責めているわけでも、育て方が悪かったと言っているわけでもないんです。

「お母さんも、しんどいんじゃないの?しんどかったんじゃないの?」ということなんだと思います。

そこからカウンセリングは、夫婦関係や母の生育環境、母子関係などに遡っていきます。

アタシの子育ては反省することばかりでしたが、感情むきだしの日々だったため、

音丸出し(むしろ出しすぎ)ではあったと思います。

次女は小学生の頃から、自分が納得できないことにはとことん言い返して言い返して

言い返してき続ける子だったので、アタシも言い募って言い募って言い募り続けて、

しまいにはお互いにワンワン泣きながら言い合いをし(手を出すこともありました)、

でも落ち着いて冷静になると大反省し(少なくともアタシは)、今度は泣いて謝るという

今考えると滑稽なまでのスゴイ修羅場の連続だったので・・・本音の本気のぶつかりあいだけは

できていました。

とてもじゃないけど、それが良かったなんて思えませんが。

いいお母さんでいることもしんどいのかもしれず、悪いお母さんだってしんどかった。

いやお母さんって大変!

でも、いつも書きますが、何が正解で何が正しいかはわかりませんが(そんなものは多分ない)

今、修羅場真っ最中の自称悪いお母さんでも、いつか平和に子どもと仲良くできる日が

必ず来ますよ。ほんの少しずつでも、自分が変われば子どもも変わる。

他者は変えられないけれど、自分は変えられます。

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