離婚で、思い出まで消えてしまった子。

おかげさまで、新しい環境に飛び込んだ次女にもたくさんのお友達ができました。

その中で、同じクラスで仲良くなったKちゃん。

ある日ウチで次女がKちゃんのことをフルネームを出して喋っていると、それを聞いていた長女が

「・・・え!?その子ってさぁ!」と思い出したのです。

娘ズが小学校低学年だった頃に参加した、一日お料理教室みたいなので偶然同じ班になり、

ウチもむこうも姉妹の年齢が同じで意気投合し、小学校は違ったものの、しばらくファックス交換

(当時まだメールは子どもには普及していなかった)したりしていた子では?と言うのです。

次女はそういう出来事があったことはシッカリ覚えているものの、お友達になった姉妹の名前や顔は

覚えていないということで、早速高校でKちゃんに聞いてみました。

ところがKちゃんは、一日お料理教室のことさえ全く覚えていないとのこと・・・あれれ?

しかし帰って家族に聞いてみると、お姉ちゃんもお母さんも一連の出来事を覚えてくれていて、

おお、偶然の再会やねーーーと我が家同様にプチ盛り上がりしてくれたそうです。

小学校低学年だったわりには、えらくキレイサッパリ忘れてしまったんやねぇ、なんて思っていたら。

後日Kちゃんが次女に話してくれたそうです。

一日お料理教室に行ったであろう頃は、楽しいことがいっぱいあった頃だと思うけど、

その後に両親が離婚して、引っ越したり、家出したり(家族なのか本人なのかよくわかりませんが)、

イヤなことがたくさんあって、楽しかった頃の思い出も消えてしまった。

今は家族もキライ。

・・・なんだそうです。

そんな話を聞くと、やっぱりショックでした。

たった数時間だけだったけど、それだけに、キラッキラの笑顔でクレープを作っていた

小さな女の子の笑顔がやけに印象的で、あれからいろいろあったんやねぇ、と思うと胸が痛みます。

仕方のないことだけど、両親の離婚は子どもにとって辛い体験になってしまいますね。

せめて楽しかった思い出ぐらい、いつか封印をといて思い出せたら良いのにね。

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