母の日に怒ったり喜んだり。

昨日は母の日でした。
その前日に「オペラ座の怪人」に招待し、晩ご飯も一緒に食べて帰ったことが
アタシから母への今年のギフトでした(かなり自分本位なギフトですが!)。

その晩ご飯の時・・・些細なことが原因で、アタシは長女に苦言を呈しました。
でもせっかくの会食の場なので、雰囲気を壊さないようにホントに一言だけ。
ですが長女は口答えをして態度が悪かった。
それでカチン!と来てしまったのがKY旦那。
普段は娘ズに甘い父ですが、何かのことでカチン!と来てしまうと結構オトナげなくてシツコイ。
案の定その時も、言わなくてもいい「オマエはもう食べるな」的なことを言い、
なかなか根性のある長女は、自分が頼んだ小さな一皿の料理以外は食べませんでした。
母やアタシ、いつもは犬猿の仲である次女までもがいろいろ食べるようにすすめたのですが、
最後まで意地を張り通した長女。
「母の日」の食事の場は終始、お通夜かお葬式のような陰気くささでした。
アタシはもぅ、長女にも旦那にも腹が立って腹が立って。
救いは次女が「ヤレヤレ、しょうがない父娘やねぇ」みたいな訳知り顔で
アタシに目くばせしてくれ、怒りと情けなさを共有してくれたこと。
そして母を実家に送って行った際、娘ズを家にあげて手作りのババロア
ふるまってくれたりして、母なりに孫に気づかってくれたことです。
母を招待した食事会で、母に気を使わせまくるって一体・・・と思いますケドね。

オトナげない旦那は翌日の夕方ぐらいまで長女にツンケンしていましたよ。
あり得ないーーー。
アタシは長女とのケンカなんてもぅ、何十回となく繰り広げてきては反省し、
我が身を悔いてきているので「翌日まで怒りをもちこす」なんてバカバカしいことは
しなくなりました。

オペラ座の怪人」の陰気な食事会の翌日、本当の母の日でした。
夕方から「大正ロマンの着物とかんざしの店」に行く予定だったのに、
長女は行かないと言う。きっとスネている。
そこでアタシが仏の母となり、ちゃんと顔を見て優しく誘ってやると、「じゃあ行こうかなぁ」と。
そして部屋の奥から急いで小さな包みを出してきて、「誕生日と母の日のプレゼント」と
言って、繊細な鳥と鳥かごがモチーフのストラップをくれました。
「こういうの、スキやろ」って心得顔で。
本当に、いかにもアタシ好みの美しい愛らしいもので、スゴク嬉しかったです。

かつては必要以上に神経質になって、つまらないことで怒っては
ひどい言葉をぶつけたり手をあげたりして、反省と後悔ばかりの母ですが、
少しずつでも進歩して、こうして心が通い合う一瞬いっしゅんを増やしていきたい。
子育ての気づきに遅すぎることはない!と聞きました。
その通りだと思います。
そして親子でも、大切に思っているという気持ちは、ちゃんと言葉や態度にして伝えないと
わからないことも多いのだと思います。

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