見世物小屋と映画「オペラ座の怪人」。

金曜の夜に劇団四季の「オペラ座の怪人」を観て、
土曜の夜に映画「オペラ座の怪人」をDVDで観ました。
さらに日曜にも今日、月曜にも映画「オペラ座の怪人」をながら鑑賞。
うーむ、いろんなことにハマリやすいアタシではありますが、
さすがにこれほどまでに連続して同じモノを見続け、聞き続けて全く
飽きないというのも珍しいかも。

映画版では説明的なシーンが増えていて、わかりやすい作りになっていました。
中でもファントムが見世物小屋から逃れ、オペラ座に住み着くようになった
いきさつが描かれていることで、彼の生い立ちやトラウマが想像しやすくなった感。
見世物小屋のシーンでは、映画「エレファントマン」を思い出しました。

見世物小屋って今でもありますよね?
アタシはいつだかわからないほど大昔に一度、夜店のような所で入ったことが
ありましたが、それはオバケ屋敷のような、まぁインチキっぽいものでした。
いつだったか同年代の医者のタマゴだった友達と話していた時に、
彼は地方の田舎の方出身なのですが、
「地元のお祭りの見世物小屋に行ってみた時、障害者にもっともらしい
おどろおどろしいエピソードをつけて、見世物にしているのを見て驚いた。
それから見世物小屋について調べているけれど、
見世物になることで収入が得られるのなら、と本人や家族が納得している
場合もあるようで、第三者が正義を振りかざしてやめるようにと言えるような
簡単な問題ではない」というような話を聞いたことがあります。
もちろん人身売買とか本人の意思に反して、とかいう場合は許されないことですが。

一時期、怖い都市伝説なんかもありましたが、実際のところ現代の
見世物小屋事情とはどういうものなのか。
日本についても諸外国についても知らないですが、つい先日もNHKで、かつて
日本人が台湾の原住民を見世物にしていたという番組をしていたようですね。

お祭りの夜に小屋がかからなくなっても、
ネット上に死体や奇形、虐待や虐殺の画像を興味本位に氾濫させるのも、
見るのもまた、現代の見世物小屋だと言えるのかもしれないですけど。

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