『3歳過ぎたら、我が子も他人!』

小さい頃から外面が良く、各種先生方やお母様方のウケが良い長女。
その分、家では腹黒さ満開!憎々しい発言や行動が目に余る時期もありましたが、
歳を重ねるごとに反抗期も過ぎ(またあるのかもしれませんが)、
高校生となった今では、親子というより母娘、または女友達の感覚で
おだやかに、楽しくお喋りができるようになってきました。

受験が終わり、希望の高校に入学できたことで、アタシももう彼女には
テスト中だろうが毎日一切家庭学習がなかろうが、
「勉強しなさい」的な小言を言うこともなく、基本的にほぼあらゆる面で
野放しにするようになったから、反抗する理由がなくなったというのもあるでしょう。

親バカですが、そんな長女の、精神的な成長を感じて嬉しかったことがありました。
ひとつめは、アタシがレストランで倒れかけた時、緊急事態とは言え
本当に心配して、いろいろと気づかってくれたこと。
ふたつめは、ビーグルさんが噛まれてケガをしてアタシが落ち込んでいた時、
「そりゃそんなのを目の前で見たら、トラウマになるよなぁ」なんて言い、
ちょっとおとなびた言葉で共感し、なぐさめてくれたこと。
みっつめは、アタシの母の誕生日だったある日の午前中、登校後の長女からメールがあり、
「今日はおばあちゃんの誕生日ですよ。おめでとうのメールを入れること!」という
偉そうな指令がくだされたこと。
実母の誕生日なのでアタシも朝から気づいていたし、メールもしようと思っていたけど、
みんながメールした方がおばあちゃんが喜ぶだろうと思って、
わざわざ学校からそんなメールをアタシと次女に送りつけてきたその気持ちが
嬉しかったです。

どちらかと言えば、外見も性格もアタシに似ているところの多い長女。
第一子のせいか、こちらも神経質に、厳しく育ててしまったし、
二年も経たずに次女が生まれたので、長女は甘えベタなところもあって、
母娘関係がどうもシックリこない、難しいなぁ、やりにくいなぁと思うことも多かったのですが、
いつの間にか、そんなギクシャク感もなくなってきました。
親子と言えども、夫婦と同様、うまくやっていこうと思ったら、
受容!努力!忍耐!が必要ですよね。
心理学の先生から聞いた名言『3歳過ぎたら、我が子も他人!』。
ホンマにその通り。
母親って特に、子どもを所有物のように思いがちで、良かれと思って
あれこれ思い通りにさせたくて、口も手も出して過干渉になりがちだけど、
必要最小限の言うべきことだけ言って、後は黙って見守っておく方が
親子関係は断然、良くなるような気がします。
・・・いまだになかなか難しいんですけどね!

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