株で大損、ピンチに親族会議。

アタシは株や投資はしないのですが、両親はアタシが実家に居た頃から
ちょこちょこやっていたようです。
でもまぁ、石橋を叩いて叩いて、それでも渡らないような慎重派の夫婦なので、
多分老後資金に手をつけて大変なことになったりはしていないと思います。

アタシの友人のお姉さんは、「主に株の売買で生活している人」でした。
元々その夫サンは大手証券会社にお勤めしていて、バブルの頃には
文字通りバブりにバブっていたそうなのですが、はじけたらリストラ。
その後、小さな証券会社に再就職するも、またしてもリストラ。
しばらく無職だったのちに、ようやく見つけた仕事は年収200万円ほどの、
ちょっと健康にも悪そうな職場なのですが、なんとかそこでがんばっておられます。

ご夫婦には景気の良かった頃に買った不動産があり、そこから家賃収入があるのと、
あとは妻である友人のお姉さんが、株の売買で結構稼いでおられたそうです。
夫婦して、20年以上も専門的に投資を続けてこられたエキスパートですしね。

ところがそこへ、この大暴落です。
案の定、大変なことになってしまったそうです。
銀行の総合口座の、定期預金の残高の8割までは、
普通預金から自動的に貸越しできますよ、という制度と同じようなカタチで、
持ち株の残高を担保に、証券会社からお金をめいっぱい借りて
信用取引をしておられたそうで。

株が暴落したことで、持ち株の残高が激減。
担保割れしてしまっているので、不足分を早急に現金入金しなければ
ならなくなったのです。
家中の現金化できるものを現金化して入金したものの、まだ足りず。
親族会議が開催された結果、
「今、不動産を手離したら将来的に生活できない可能性が高いので、
それは避けた方が良い。
そのため、仕方ないので親族が急遽、融資する」と決まったそうです。
年金暮らしのお母さん(すでに独身)と、公務員の弟さん(バツイチ)が
合計数百万円の不足分を貸すことで、どうにかこうにか返済できたのだとか。

でも、友人が言うには「あの夫婦はまだ、こりてない!」のですって。
「今回はたまたま、運が悪過ぎた」と思う人にとっては、そんなものなのかもしれませんね。
私は今ちょっとだけ、「・・・株主優待が魅力的なトコの株、買おうかナ」
なんて思っているのですが(笑)!

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