辛〜い旅の話。

世の中の大勢の奥様方同様、友人とのお茶やランチ、
たまの旅行は大好きです。

ただしお茶やランチなら、あまり親しくない人や少々苦手な人とでも
なんとかなると思うのですが、旅行となると!
文字通り、寝食を共にするわけなので、あまりにも価値観の違う人、
金銭感覚に大きなズレを感じる人と共に、
長時間一緒に過ごすのは、かなりしんどいことだと思います。

先日、知人に聞いた、おつきあいで行った団体旅行の辛〜い話。
たまたま10人足らずのメンバー全員が、揃いも揃って酒豪だったために、
一滴も呑めない彼女だけが一人シラフのまま、
何時間も続く持ち込み酒の大宴会の中でポツネンと、
非常に孤独だったという不吉な幕開けから。
ようやく落ち着けるハズの部屋はなぜか、
3人組を2人部屋に押し込まれ、エキストラベッドではなく
ソファベッドとも言えないような、尺の足りない硬いソファに丸まって寝るハメになり!
翌日はホテルから観光地へのシャトルバスに乗り遅れて、幹事さんから大目玉・・・。
気を取り直してランチタイムに、親しくなった方とお昼ご飯を食べていると、
「昼食は、ホテルの朝食バイキングの残り物(も、持ち帰ってる・・・!)ですませるのよっ」と叱られ。

普段のおつきあいの中では、似たような金銭感覚の持ち主の団体だと
思われたそうなのですが、ことこの旅行に関しては、節約節約!というか、
彼女にしてみれば「せっかく旅行に来てまで、そこまでケチケチしなくても・・・」と、
ちょっと物悲しくなるようなことが多々あったようで、全然楽しめなかったそうです。

これは多分、貧富の差ではないのです。
詳しく話を聞いてみると、価値観、美意識の違いではないかな〜と思いました。
だから彼女は余計、いたたまれなかったり、情けなかったりしたみたい。
かと言って、酒豪も、節約的部屋割りも、必ずしも悪いことではないわけで。
(あえてのバイキング持ち帰りは、ちょっといただけませんが)

そういうわけで、わりと似たような感覚でお茶やランチ、旅行に行ける友達って
ホントに大切な存在なんだなぁって、あらためて思いました!
ものすごい経済格差(もちろん向こうが上ね)があるのに、
一緒にいろいろ楽しめる友達って、ある意味貴重なのかも。
人間関係って、おもしろーい。

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