ケバいメイクとドハデな格好の裏側は。

隣市の定時制高校は、定員120名のところ、受験者がその数を上回っているのだそうです。
なぜそんなに多いのかというと。
一昔前のように、経済的な理由で働かざるをえないというようなことは少なく、
やはり中学校時代から不登校だった子、または高校中退する子が増えているから。

先生のお話の中で印象深かったのは、中学校時代にずっと不登校だった子が、
定時制高校ではほとんど休まずに登校する例が珍しくないということ。
少人数だから、授業が始まるのが夕方だから、服装や頭髪に規制がないから、
などなどの考えられる理由をあげておられました。
「ビックリするような格好の子が多いんですが、大抵中身はごく普通の
少年少女なんですよ。スゴイのは格好だけ、というのがほとんどです」とも。

あの、ものすごい金髪や爆発したかのようなドハデな髪型、ケバケバしいメイクや
動きにくそうな着心地悪そうなファッションは何なんでしょうね?
何を表現したいんでしょうか?

中学で不登校がちだった女の子が、長期休暇前に荷物を取りに来くるような時、
アタシだったらできるだけ目立たないようにササッと地味に来て帰りたいと思うけど、
あえて人目を引くような毒々しい(多分上手でもない)メイク顔で登場し、
クラスメイトをドン引きさせる、というような話も一度ならず聞いたことがあり。
かと思えば、休日に朝から一歩も外に出る予定もないような日に、
家族中に批判されながらも家でケバケバしいメイクをする女子高生がいたり。

こうなるともう、武装みたいな感じなんでしょうか。
立派な会社のエライ人と会う時には、ちゃんとしたスーツやクツを選ぶとか、
気の張るホテルやレストランに行く時は、できるだけ高価な服やバッグを総動員するとか。
うっかり、安っぽい服装やダサい格好で場違いな場所に居るハメになったりした時は、
とにかくもう一刻も早く帰りたい!帰って着替えて出直させて!とばかりに
肩身は狭く、無性にみじめで小さくなってしまう、ああいう感覚なのかな。

もちろん一概に決めつけるわけではありませんが、ドハデなメイクで
嬉しそうにピースサインをしている、プリクラの中の女の子達を不幸なニュースで見るにつけ、
素顔でいられないような何かを抱えていたのかなぁとか、いろいろ考えてしまいます。

↓応援クリックをお願いいたします。





通学もラクラク?