家族と居ても、寂しいから?

先日、心理カウンセラーの先生にお話を伺う機会がありました。

引きこもりの方がおられるお宅に出向き、まずは自室のドア越しに話しかけることから
始めるようなカウンセリングも多く手がけておられるそうです。

印象深かったのは、ある程度の信頼関係を築いたクライアントのお宅で、
ご本人がベッドやソファに黙って横たわっておられる間、同室でただただ一緒に居る
というカウンセリングのお話。
当然、その間もカウンセリング料金はかかっているわけですし、気を使って
「今日はもぅ、キャンセルということで私は帰りましょうか」と申し出ると、
「終了時間まで、黙って同じ部屋に居てくれるだけでいい」
「眠りにつくまでの間、見守っていてほしい」
「そこに居てくれるだけで安心できるから」とおっしゃるのだそうです。

同じ屋根の下、家族が居ても寂しいのか。
家族はうるさくて、ただ黙ってそばに居てくれる存在ではないからなのか。
心理学のこともカウンセリングのことも何も知らないアタシですが、
同じ家に住む家族がありながら、カウンセラーとはいえ他人にお金を払ってまで
ただただ黙って一緒に居てもらいたい。黙って見守ってほしいというのは、
一体どういう心境なのでしょうか。

日頃から自己中心的に家庭を運営し、家族に口やかましく、押し付けがましい
母、妻としては、非常に考えさせられる、身につまされるお話でした。

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家族だんらん