橋下府知事とムーミンと国際児童文学館。

橋下徹大阪府知事を中心として打ち出されている数々の改革案についての
テレビ、新聞などの報道を日々とても興味深く見ています。

その中でアタシが個人的に気になっているのは、廃止・統合案が出されている
大阪府立国際児童文学館
こちらにはたった1回、数時間しか行ったことがないのですが、
自分にとっては非常に思い出深い、忘れられない大切な場所なんです。

子どもの頃から現在にいたるまで、ずっとずーーーっと大好きな
トーベ・ヤンソンさんの『ムーミン』シリーズ。
赤毛のアン』シリーズと並んで、もぅ何回繰り返し読んだのかわからないほどです。
その『ムーミン』の研究家である高橋静男さんの単発の講座を受けた場所が
国際児童文学館
でした。

一体なんで講座の存在を知ったのかも忘れましたけど。
娘ズがまだ幼かった頃、長い長い、そして時に薄暗い子育てのトンネルの中で、
それは燦然と輝く自分だけの楽しみの時間、アタシ一人の喜びの時間として
今もシッカリと記憶されています。

フィンランドの厳しい自然の中で、トーベ・ヤンソンさんがどのような日々を過ごしながら
あの温かい、深い物語を紡ぎだしてこられたのか・・・。
特にビデオでの映像が美しく、物悲しく、素晴らしくて印象深くて、
なんていうか嬉し過ぎて、胸が痛いぐらいだったことを憶えています。

廃止・統合案についての賛否はさておき、
なくなってしまったらやっぱり寂しいですね。
どの施設も大抵はこんな風に、
誰かにとって大切なものだったり、思い出深かったりするのでしょうね。




思い出を作る。