気が重い無言タクシー。

数カ月に1回のペースで集まる、高校弓道部仲間女性6人の集い。
大抵、大阪梅田に午後3時集合、その後お茶→晩ご飯&飲み→さらにお茶で
午後11時過ぎまで、8時間以上はほぼ一瞬の沈黙もなく喋り続けます。
6人中5人は中学から、うち4人は小学校から同級生なので、話題には事欠きません。
すでに100回以上は蒸し返したであろう太古のエピソードに、いまだに
お腹を抱えて爆笑できる、いつもフレッシュなメンバーなのです。

JRでも阪急電車でも、最寄り駅までの電車はわりと遅くまであるのですが。
問題はそこから先・・・家までのバスがないんですよねー、夜11時半を過ぎる頃には。
かと言ってずーっと上り坂のせいもあり、歩くとアタシの足なら30分ぐらいはかかりそう。
旦那は休日のその時間には必ずや家でとめどなくビールでも飲んでいるに違いないので、
運転不可だし。
というわけでここはもぅ、観念してタクシーに乗るしかありません。

昨夜もタクシー乗り場に行ってみると。
結構な数の乗客が電車から降りたはずなのに、そしてバスはもうないのに。
タクシー客、0人!
そしてタクシー、何重にもなって長蛇の列!
・・・あぁ、気が重ーい・・・。
そんな中、長時間客を待ち続け、期待と不安でいっぱい?のタクシードライバー
「スイマセン・・・○○(ウチの住所)までお願いできますか・・・」と告げる時の
申し訳なさ、心苦しさ。

返事さえしてもらえないこともシバシバですが、腹が立つというよりは
「ゴメンね・・・すぐに帰ってまたあの長蛇の列に並び直すんやね・・・」と
思うとこっちまでブルーになってしまう感じ。
道は整備されているので、夜間空いていれば、
タクシーなら家まで10分もかからなかったりするんです。
はぁ。

愛想のいい、紳士的なタクシードライバーなら
アタシの申し訳なさも罪悪感もいや増すばかりなので、
むしろ返事もしない、無愛想で礼儀知らずの方のほうが気は楽かもしれないぐらいです。