不衛生なパン売りのおじさん。

魔の旧宅に住んでいた頃、
自転車の荷台にパンを積んで、売りに来てくれるおじさんがいました。
手づくりパンの店から委託されて、街角やらお得意さんの家々を売り歩いていた、
愛想の良い、感じの良いおじさんでした。
そんな愛され?キャラだったので、ご近所の子ども達からも
「パン屋のおっちゃん」として慕われ、
奥さん方にもそこそこ親しまれて、パンはよく売れていたと思います。
決まった曜日のお昼前にやってきて、美味しくてリーズナブルな手づくりパンを
オマケなんかもしてくれながら愛想良く売ってくれるので、
アタシも毎週のように買っていました。

が、あるときからパッタリと買うのをやめました。
わざわざ家まで来てピンポン♪を押されても、断り続けました。
なんでかっていうと。
おじさんが、パンの販売の合間合間に道端などで立ちションをしていることが
発覚したからです。
もちろん、少なくとも客の前でパンを素手でさわるようなことはなかったし、
パンはあくまでも衛生的だったのかもしれませんけど。

用を足して、その手を洗いもせずに、そのまま口に入れて食べる食品を
売り歩いている、という事実が衝撃的でした。
その行為が平気なおじさんなら、他にどんな不衛生なことをやっているかわからない、
とでも言いましょうか。
悪い人ではなかったと思うけど、あまりに無神経。
あの人を採用した、手づくりパンの店も見る目がなかったかなー。