階段で大ケガは珍しくない。

家の階段の危険性についての、つづきですが

魔の旧宅の玄関から道路までは、10段以上ある狭くて急な共有階段でした。
常に、とても気をつけていたので、ここからはアタシも家族も転落したことはありませんが。
一度、赤ん坊だった娘を抱いて、ブーツを履いて降りていた時、
たまたま足首がグキッとなって、よろけて体勢を立て直すことができず、
ほとんど倒れる寸前に、かろうじて着地してヒヤッとしたことが。
同じテラスハウスの住人の中には「子どもの友達が落ちたことがある」と言って、
ウチとは反対側の端家の方についている、もう少し幅が広くてゆるやかな階段だけを
使っている方もいました。

また、裏口を出るとそこは、ゆるやかな階段状の私道だったのですが。
ここはゆるやかだったために油断してしまい、目を離したスキに
幼児だった長女が何段か転がり落ちたことがあります。
階段に腰掛けて、ちょっと頭を下げただけだったのですが、
子どもってやっぱり頭が重いせいか、一瞬にしてバランスをくずしてコロコロッと。
ちょっとしたスリ傷と打ち身ぐらいで済んだのが幸いでしたが。

他にも、長女は友達の家で、階段の上から下まで真ッ逆さまに転落、
次女も当時の義祖母宅の階段で、中ほどから下まで落ちたことが。
親の不注意が悪かったのはもちろんですが、
これらの階段は全て、狭い・暗い・急傾斜で、やっぱり危険地帯なんだと思います。

ちなみに義祖母は、諸事情により独り暮らしを始める際に、
「1階はドロボウが入るから絶対にイヤ!」と言い張り、
みんなの反対を押し切って賃貸アパートの2階に入居。
後年、米を買ってきた帰りにアパートの外階段で足を踏み外して転落し、
大ケガをしました。
もちろん即、親族一同で1階に引越しさせたのですが。

「多分、大丈夫」とか
「今の年齢、家族構成なら、まず大丈夫」とか
「気をつけていれば大丈夫」とか誰しも思うし、
ウチもそう思って魔の旧宅を購入してしまったわけですが・・・。
一戸建ての多いこの地域では、結構聞くんです、
家の階段から落ちて大ケガをしたとか、入院!したとかも。
それも、子どもやお年寄りではなく、アタシら世代の主婦が、
荷物や洗濯物を持ったまま、猛スピードで駆け降りていたりして
ワックスやスリッパで滑ったりして。
勢いがついているから、余計ケガがひどかったりもするのかも。

家の中の事故、階段での事故で大ケガを負ったり、寝たきりになったり
亡くなる方だっているのですから、
やっぱり家の、そして階段の安全性にはとことんこだわりたいものです!