窒息の恐怖と興奮と江戸川乱歩。

江戸川乱歩(でしたよね?違ったっけ?)の小説の挿絵にあった、
誰かが後ろから口をふさがれて、苦しそうな顔をしているイラストを見て以来、
窒息させることで性的興奮をおぼえ、次々に通行人の口をふさいだり、
ついにはネットで自殺志願者に近づいては窒息死させていた事件がありましたよね。

アタシも強烈に頭に焼き付いている窒息シーンがあるのです。
多分、同じく江戸川乱歩のオトナ向けの小説だったと記憶しているのですが(違うかも)。
プールの側壁のような所に縛られていて、だんだん足元から水かさが増えてきて、
ついには口、鼻と水につかって窒息するも、目だけはまだ水面に出ていて
恐ろしい形相をしている・・・というようなシーン。

それだけならまだ、タイタニックみたいな水系映画なんかでも似たシーンは見かけるのですが。
怖かったのは、そのプールの側壁に縛られた人物は、自分が沈む前に、
自分自身より大切な、愛する家族が罪もないのに同じように縛られ、
しかもあえて自分より下の方に置かれているため、
家族がもがき苦しみながら徐々に沈んで窒息していく姿を
完全に見続けなければならないというところ!

挿絵はなかったけど、その恐ろしさに今でもなぜか思い出すし、
子どもを産んでからは、さらに恐怖倍増です。

これが理由で、自分がたまに息苦しさや呼吸困難に陥るなどどは全く思っていませんが。
窒息に敏感なのかもしれません。
一番怖い死に方かも・・・。
しかし、窒息に性的興奮をおぼえる人もいるとは、ホンマに人それぞれですねぇ。