強引にやって来たハイテン夫人。

お茶会の中止は、美女夫人からハイテン夫人に電話連絡してもらいました。
そして美女夫人からは、「ハイテンさんに連絡しておいたからねっ」という
報告のメールももらっていたんです。

にもかかわらず!
ハイテン夫人は、美女夫人にはお茶会中止を了承したように返事をしておきながら。
直後にウチに電話をかけてきて、
「こんな大雪の日に、スノウブーツを履いてお散歩するのも楽しいと思うんだけど♪」とか
「せっかく、お土産のケーキを焼いたんだけどなぁぁぁ♪」とか
「今日うかがうのをとっっっても、楽しみにしていたのよっ♪♪♪」などと言い続け、
アタシはもう、美女夫人にも資産家夫人にもお茶会中止の連絡はついてしまっていたので、
「この天気では、美女夫人は家が遠くて来られないし、また日を改めて・・・」
とか何とか言ってはみたものの、結局ガンとして中止は受け入れられず。
あらためて、ハイテン夫人の押しの強さに圧倒されつつ、
気が付けば、「では、お待ちしていますネ・・・」みたいなことになっていました。

でも。
そのハイテンションな、電話での会話の合間合間にも、
「私ね、○○さん(←my苗字)があんまりステキ過ぎるから、
○○さんとお話ししてると、もうドキドキしちゃって。キャッ」とか、
「ふたりっきりでお会いして、ゆっくりお喋りしてみたいわ〜、キャッ」とか、
「・・・デートしましょっ、ねっ。キャッ」とか。
そのような言葉がたくさん出てきて・・・アタシ、まさかとは思いながらも
だんだんと「やっぱり、これはおかしい・・・」と不安感がふくらんで。

その電話を切るやいなや、美女夫人と資産家夫人に速攻、連絡して、
「こんな天気の時に悪いけど、やっぱり今日お茶会をすることになったから、
絶対に来て!!!」と懇願。
道路の端のあちこちに、スリップ&立ち往生して乗り捨てられた車が散見される
悪天候の中、わが家のお茶会は開催されたのでした。
・・・つづく・・・