ハイテン夫人の意外な一面。

大雪の日に強行された、わが家のお茶会
アタシとふたりっきりではなかったせいかどうかはわかりませんが、
この日のハイテン夫人は、いつものようにハイテンションではありませんでした。

って言うか!アタシも初めて気がついたのですが。
ハイテン夫人ったら、自分が興味のない話題が少し長く続いたりすると、
あからさまに退屈そうに、無表情で髪の毛をいじくりまわしたり、
思いっきりソッポを向いて、ため息までついちゃったりするんです!

えーっ。こ、これはいただけない。
ちょっとオトナげない行為です。
アタシはホステスとして、ハイテン夫人に話をふってみたり、
それでもダメなら急に話題をギュギューッと変えてみたり。
悪戦苦闘の連続で、なんだかもう、気疲れしてしまいました。

ヒトが三人以上集まって、長時間お喋りしていたら、時には
自分の興味のない話題になったり、全く話についていけないことだってあります。
でもそこはホラ、オトナとして。
それなりに相槌をうつなり、ちょっと質問してみるなり、
少なくとも、場の雰囲気をブチ壊したり、みんなに気を使わせたりしないように
振舞うのがマナーってものではないかと思うのですが。

ハイテン夫人のそんな新たな、意外な一面を発見して驚きつつ。
日が暮れて、お舅さんの食事の用意があるとのことで、ハイテン夫人だけが
先に帰宅されることになりました。
アタシは美女夫人と資産家夫人を部屋に残して、一人で玄関先まで送るに出ました。
・・・つづく・・・

キッチン・お風呂、意外な一面