盗む住人。

前回のエントリに、有馬ゆえさんから「傘を盗まれる！」というコメントをいただいて、
思い出したハナシです。

新婚当初に住んでいた賃貸マンションは、大阪市内の地下鉄の駅から徒歩1分以内。
周囲はアーケードのある商店街で、雨にぬれずに何でも買物できる超便利な立地でした。
オートロックの新しいモダンなマンションで、住み心地はとっても良かったのですが、
1階はワンルーム、2階以上も2DKだったせいか、一人暮らしの水商売風、
もしくはどう見ても堅気ではない風の男女も少なからずお住まいになっていました。
って言うか、ご家族で住みこんでおられた管理人さんの背中には一面に彫り物が
あって、なんかちょっと変わったマンションだったのかも・・・。

そこでウチは、最上階のカド部屋で、静かに暮らしていたのですが。
同じ階やお隣に、どんなヒトが住んでいるかさえ知りませんでした。

ある日、オサレ高級傘が湿っていたので、
部屋の前のフカフカ絨毯張りの中廊下に広げて干していましたら、
わりと短時間の間に忽然と姿を消していました・・・！

管理人さんが異様に威圧感のある人物だったせいもあり、
そのマンションでは、オートロックをかいくぐってマンション内に
セールスや何かの勧誘のような部外者が入り込むことは、まずなかったんです。
と、いうことは・・・？

その後、管理人さんの奥さん（←マッタリとした普通の主婦であり母）と
話した時に聞いたところによると、1Fのワンルームに入れている備品の家具を
廊下に出していたりすると、待っていたかのように瞬時にして消えてしまうのだとか。

毎回ではないかもしれないけれど、どうもマンション内に泥棒がいるみたい。
ということで、もちろんその後は廊下にモノを出しておくようなことはやめました。
自分の住むマンション内に、スキあらば何かを盗んでいくヒトが居るっていうのは、
ちょっと悲しいし、かなり怖い。

・空き巣の現状は？