ハスキー婦人の打ち明け話。

ハスキー婦人が語り始めました・・・続きです

ハスキー家はご夫婦と、もう成人しているっぽいお年頃の娘さん二人という家族構成。
年齢は違うけれど、メンバー構成はウチと一緒です。
「お宅のお嬢ちゃんを見ていると、ウチの子達の小さい頃を思い出してねぇ」って。
そして次女を見て、「この子のことが、もうかわいくて、かわいくて仕方がない」と。
次女は物怖じしない子で、人懐っこくてオチャメなタイプだったので、
小さい頃からよく、全然知らないよそのヒトから可愛がってもらえる子でした。
ハスキー家の娘さんも、似たような子どもだったそうで、
ハスキー婦人は、外でウチの次女を見るのを楽しみにしているというのです!

・・・だったら!もうちょっとだけでも愛想良くしてくれていたら、
もっと早くにお近づきになれたかもしれないのに!
アタシとしては、引越し初日に業者さん宛とはいえ文句を言われ、
その後も挨拶をしても半ば無視するような態度をとられ、
ご近所づきあいもしないカワリモノだという評判を聞き、
もうすっかり「怖いオバサンだから、近寄らない方がいい」と思い込んでしまっていました。
とにかくハスキーズもうるさくてたまらなかったし。

でもまぁ、後からよく考えてみると。
ハスキーズの雄たけび?について、前々からあちこちから苦情を言われ続けていた
ハスキー婦人にしてみれば、「周囲は敵ばかり」という感じで孤立してしまい、
愛想良く挨拶することなんて、できなかったのかも。
元々、感情表現やコミュニケーションが上手ではない、不器用な人が孤立してしまい、
どんどん頑なになってしまっていたのかも。

お菓子やぬいぐるみをもらってニッコニコの次女を見て、
孫を見る祖母みたいな優しい顔になり、嬉々として手なんか振っているハスキー婦人に
お詫びとお礼を言って、アタシは複雑な気分で帰りました。
・・・まだ、つづく・・・

下町の温かさもいいかも