ハスキー婦人、語り始める。

吠え狂うシベリアンハスキー3頭と、無愛想なハスキー家の婦人
それに対して苦情の電話をかけたくせに、直後にハスキー家の植木鉢を割ってしまい、
謝罪に行き、正直者として褒めちぎられたアタシの物語の続きです。

ハスキー婦人は恐縮しきりのアタシなんかをひとしきり褒めに褒め、
「あっ、ちょっと待ってて!」と叫ぶと、ダッと家の奥に引っ込み、
戻って来られると、両手いっぱいの駄菓子とUFOキャッチャー的ぬいぐるみを
当時まだ幼稚園児だった(と思う)次女にくださいました。
次女、驚きつつもご満悦。

ハスキー婦人は満面の笑みで(←初めて見た!)「さっき驚かせたお詫びに♪」って。
そういえば、アタシ達母娘が怖々ハスキー家を訪れた際にも、
玄関先に居たハスキーズが狂ったように吠え叫び、
しばらくして静まったと思って油断していたら、突如その内の1頭が
次女に飛び掛ってきたんです!狩ろうとしていたとしか思えない感じで。
もちろん、アタシも次女もハスキーのリード?ド太い鎖の長さ以上に
充分離れていたので無事だったのですが、次女はビツクリして後ずさりし、
ヨロヨロとこけそうになっていたので、その「お詫び♪」らしいです。

そしてハスキー婦人は、目を細めて愛しそうに次女を眺めながら、
ポツリポツリと語り始めたのです・・・!
・・・スイマセン、まだつづく・・・

犬もね、ほら、家族だし・・・