これぞローン地獄!その時、家族は?

クレジットカードのローン返済を滞納しているお客様には、
督促状をお届けしたり、督促のお電話をかけたりします。

クレジット会社が督促のお電話をかける際には、規定のルールに従って本人確認が
できるまでは、用件はもちろん会社名さえ名乗りません。
会社名を名乗ってしまうと、家族などに「借金返済の督促では?」と知られてしまう
可能性があるからで、最初は個人名で連絡します。

とは言え、ご家族、特に「妻」や「母」は敏感です。
他にも似たような督促の電話がかかっているとか、督促状を見ている場合は尚更です。
「夫」や「子ども」が抱えるローンや返済額、滞納などの事実を知らされておらず、
しかしウスウス感づいて不安を募らせているような場合には、時として
家族逆ギレ、もしくは号泣、電話は修羅場と化すことも。
老母に泣きながら
「もう、あの子にはお金を貸さないでください、お願いですから・・・」と
哀願されてしまう事態にまで陥ります。

老母の話によると、放蕩息子は今までに何度も何度も借金をつくっては
返済を滞納し、そのたびに同居の家族が督促に耐え切れず、
泣く泣く尻拭いをしてきたのだとか。
なんであんな息子にお金を貸すのですか、もうやめていただけないか、と。
もっともな話です。

ローンで買った分不相応な高額商品の数々や、エステ、各種スクールなどの料金。
リボルビングなら自分にも返済できると勘違いして、
何枚ものクレジットカードで無計画にショッピング三昧してしまう人。
それらの返済に困り、返済日にキャッシングでお金を捻出。
その返済にまた困り、高金利消費者金融闇金融にまで簡単に手を出す人。
家族や身内に迷惑をかけ、肩代わりしてもらってようやく解決したにもかかわらず、
同じことを何度も繰り返す人!
これぞローン地獄です。

なんでそんな人がローンで買物できるのか、クレジットカードを持てるのか、
キャッシングの枠があるのか?
謎です・・・。
もし自分の家族や身内にそんな人がいたら?
助けるべきか(せめて一度ぐらいは)、クセになるからあえて突き放すべきか?
などなど、本当にいろいろと考えさせられる人生模様、人間模様の数々でした。


無理なく返せるローンの額は?