危険な鍵の隠し場所。

ご近所の子で、しょっちゅう鍵を家に忘れて登校してしまい、
「家族が帰宅するまで家に入れない」と言って転がり込んで来る子がいます。

忘れ物が多い子というのは、何度言っても同じ失敗を繰り返すもの。
解決策はもう、『自宅周辺に鍵を隠しておく』しかないのではないか?と
いつも勝手に考えてみたりもするのですが。

では、どこに隠しておくか?
実はこれが、ものすごーく難しいんですよね。
自宅郵便受けに鍵を隠しておく家が結構多いようですが、いくらなんでも
それは無用心だと思うなぁ。

エアコン室外機の下とか、外に置いているゴミ箱周辺とか、
候補地はいろいろあるのですが。
場所はどこであれ、問題は、帰宅して鍵を取り出す子どもが
「誰にも見つからないように取り出そう」なんてことを全く思っていないこと。
もしかして、親から言われてもいないのかも?

近所の人はおろか、通りすがりの見知らぬ他人の目の前で、
隠し場所から堂々と、得意顔で、鍵を取り出したりしているんだもの。
たまたま悪い人が見ていたら、最悪の事態にだってなりかねません。

現にこんなことがあったんです。
Aさんが、ご近所のBさんにちょこっと借りた、小銭を返しに行きました。
インターホンごしに用件を伝えたものの、Bさんは手が離せなかったので、
「後ですぐに取りに行くから、ポストに入れておいてー」と。
ごく少額だったこともあり、Aさんは言われた通り、お金をポストイン。
10分後ぐらいにBさんがポストに取りに行った時にはもう、お金はナッシング。
短時間のことでもあり、二人のやりとりを見ていたか、聞いていた者がいて、
お金を盗っていったんじゃないかなぁ、ということでした。

で、結局、いろいろ考えていると、鍵ってなかなか隠しておけないんですよね。
ウチの場合は、もし隠しておくとしたら、
『ビーグルさんの首輪にぶら下げておく』でしょうか。
いや、全然、隠したことにはなっていないですけど。
知らない人には吠えてくれる、忠実なる番犬ですので。
とは言え、食べ物とかチラつかされてしまったら、お利口さんにもピタリと沈黙し、
お座りまでして鍵でも何でも盗られるがままでしょうが・・・。