もし自分だったら。あなただったら?

今朝、テレビで下記の事件の詳細をあらためて知り、あまりのことに驚愕し、
非常に悲しく残念に思いました。

確かにアタシも居合わせていたとしても、恐ろしくて、
直接男を制止することなんてできなかったでしょう。
でも、泣いている女性がトイレに引きずり込まれ、30分も暴行されている間に、
不審な状況だと気がついていたであろう誰かが車掌に知らせたり、
非常ボタンを押したりできなかったのでしょうか。
電波状況などはわかりませんが、携帯電話を使って警察に相談・通報することはできなかったのでしょうか。

自分がこの女性だったり、女性の恋人や親だったりしたら、
もう一生、人間を信じられなくなりそうな気がします。
自分自身が女性であり、年頃の娘をもつ身であるだけに、
本当に胸が痛く、信じられない思いでいっぱいです。

特急トイレで女性暴行、36歳男を再逮捕…乗客知らんぷり

 JR北陸線の特急電車内で昨年8月、女性客に乱暴したとして、大阪府警淀川署は21日、滋賀県湖南市の解体工事業、植園貴光被告(36)(強姦=ごうかん=罪などで公判中)を強姦容疑で再逮捕した。

 同じ車両には約40人の乗客がおり、異状に気付いた人もいたが、植園被告にすごまれ、制止や通報ができなかったという。

 植園被告は昨年12月、JR湖西線の電車内と大津市内の駅トイレで2件の女性暴行事件を起こしたとして起訴され、今月6日、大津地裁で開かれた初公判で起訴事実を認めていた。

 調べでは、植園被告は昨年8月3日午後9時20分ごろ、特急「サンダーバード」(9両)が福井駅を出発した直後、旅行客の大阪市内に住む20歳代の女性の隣に座り、「声を出すな、殺すぞ」と脅して体を触り始め、同10時45分に京都駅を出発後、トイレに連れ込んで暴行した疑い。

 女性がいた車両には当時、約40人が乗車。女性がトイレに連れて行かれる際、泣いているのに複数の乗客が気付いたが、「何を見とるんじゃ」と植園被告にすごまれ、何もできなかったという。車掌も、女性の隣に座る植園被告を確認していたが、暴行には気付かなかったという。

 女性は大阪府警に被害届けを提出。昨年12月の事件と手口が似ていたため、府警が現場で採取した遺留物のDNA型を鑑定した結果、植園被告と一致した。

 調べに対し、植園被告は「他の客から離れて座っている女性を狙った」と容疑を認めているという。

 JR西日本によると、すべての車両には連結部付近の壁に非常通報ブザーがあり、今回の事件を受け、ブザーの位置を知らせる大型ステッカーを張ることを検討中。同社広報部は「不審な行為を目撃した時には、ブザーで車掌に連絡してほしい」としている。

(2007年4月22日20時45分 読売新聞)


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