もめる!ゴミ捨場前の住宅建設。ゴミ問題3

近隣のゴミ問題で、最も長期間、激しくもめまくっているケースは、
新築分譲住宅が10件ほど建った場所。

元々その場所は、長い間、空地だった所。
おまけにその前の道路は、その辺りにしては珍しく、道幅も広く。
ちょうどおあつらえ向きの場所だったため、
ずっと周辺の住民のかなりの戸数が利用する、ゴミ捨て場となっていたんです。
もちろん、市と自治会にも認可された。

で、その空地に住宅が建ち、
その中の1〜2件の住宅の真ん前、門扉や駐車場の前が、
あいかわらずゴミ捨て場である。という事実に、結果的になってしまった。

おまけに、元々の住民と、新しく越してきた住民、
約20件以上のゴミが毎週3日間も、積み上げられるわけです。
時には生ゴミの汁がもれて悪臭が漂ったり。
またある時には、ネコやカラスにゴミ袋が破られて、生ゴミが散乱したり。

せっかく家を買って、越してきた途端、そんな有様では確かに新住民もかわいそう・・・。
新住民の怒り大爆発。
とは言え、近隣でそこほど道幅が広い所は他になく、
旧住民側としては、「あくまでも、元々ゴミ捨て場であり、道路なんだし・・・」という言い分が。

ゴミを分散させて、小さなゴミ捨て場を何箇所か設置するという案もあったのですが。
自治会も市も、その案には反対だったようです。
通学路でもあり、道幅の狭い所に無理にゴミを出せば、歩道がふさがれてしまい、
通勤の車がスピードを上げて行き来する車道に、園児や小学生がはみ出す恐れがある。
またそういう道のあちこちで、ゴミ収集車を何度も停車させることも危険である、と。
それもまぁ、もっともな話。

住宅を分譲した業者には、近隣住民から、こうした問題が起こらないように、
ゴミ捨て場となるスペースを設けてほしいということは伝えてあったらしいのですが。
この要望は無視されたようで。
住宅を購入した住民ももちろん、家の真ん前がゴミ捨て場だということは知らされていなかった、と。
自治会の役員さんも仲介に入り、新旧住民が話合いを持つにあたり、
その地元の建設業者にも参加して欲しいと連絡したものの、
「関係ない」というような、不誠実な対応だったとか。

それで結局、どうなったかというと。
つづく。