深夜のドスンバタン、悲鳴と嬌声。

新婚から2年間住んだ、賃貸マンションでのこと。

旦那もアタシもまだ若く、バブルもはじけていない頃。
とにかく仕事が忙しく、お互いに終電続き、
平日の夜に家で一緒に晩ご飯を食べることさえ難しい時代でした。

アタシはひどい肩こりに日常的に苦しんでいて、
旦那は肩こり・腰痛持ち。
まだ子どももいなくて経済的に余裕があったので、
贅沢にも、たまにですが二人同時に『出張あんま・マッサージ』に来てもらっていました。

一人1時間、5千円ぐらいだったと思いマス。二人で1万円。
昼間も夜もマッサージ屋さんが開いているような時間帯には仕事が終わらなかったし、
1万円で楽になれるなら出す!出す!という感じでしたね。

で、来られるのです、本格派っぽい盲目の方とかが!
昨今のアルバイトやパートではない、職人って風情の年配の方ばかりでした。
翌日いわゆる“揉みかえし”っていうやつで、気分が悪くなるぐらいに強烈な施術!

揉まれたり、押されたり、
裏返されたり、ねじり上げられたり、持ち上げられたり。
ドスンバタンしながら、
気持ちいいやら、痛いやらで、
深夜に思わず吐息、うめく、あえぐ、悲鳴をあげる・・・。

新婚、男女ペアの深夜の訪問者(アタシ用と旦那用)、ドスンバタン、悲鳴と嬌声。
もんのすごく、怪しかったと思いマス、うふふ。