ホームレスの“ホーム”事情。

大阪城公園の中の、林に散在する大量の青テントは、てんでバラバラな感じ。
物干しロープなんかも、無造作に掛け渡されていたりして。
公園の敷地自体が広いせいもあるのでしょうが、バンガロー感覚です。

長居公園内の、物資受付カウンターのようなものもある青テント群は、秩序だった感じ。
注意書きなんかも見受けられ、清潔感さえあります。
コーポラティブハウスとまでは、いかないでしょうけど。
 
天王寺公園前にズラリと並んだホームレス・ホームはと言えば。
これはもう、完全なる“一戸建て”ですね。
小窓があり、窓辺に一輪挿しなど飾ってあったりして、心のゆとりが感じられます。
バッテリーが設置され、家電が充実していそうだったり。
ちょっとした詩を書いた色紙を並べて販売していたり、と。

同じ大阪でも、地域によってホームレスの“住まい”のカラーは全然違うのです。
ホームレスと言えども、ホームには個性アリ。
オカミが用意した施設や制度を利用したがらない方が多いのも、
わかるようなわからないような。