ホームレスの汚宅撤去騒動。

駅やデパート、ショッピングモールや量販店をつなぐ、
地上2階部分にあたる連絡通路にて。
屋根があり、ベンチが数脚おかれていたその場所は、
いわば買物に疲れた市民の休憩場所というところでした。

そこにいつからか現れたのは、数人のホームレス。
最初はただ、ベンチに座っているだけだったと思うのですが。
いつの間にやら紙袋や衣類、寝具までもが積み上げられるように。

さらに、公園などによく置かれているゴミ箱をどこからともなく持ってきて、
ベンチ付近に設置。
しかも歩いて行ってゴミを捨てるのが億劫なのか、
ベンチから投げて入らなかったゴミがゴミ箱周辺に散乱する有様にまでなりました。

ベンチの上にはカセットコンロが置かれ、
ワシャワシャ物が溢れている中で火が付けられて煮炊きされていたり。
食べ残したラーメンの汁らしき液体がそのまま入っている鍋が放置してあったり。
ゴミ箱の周囲に生卵のカラやインスタントラーメンの空袋が散らかっていたり。
最後にはもう、そこを歩くことさえ躊躇するような屋外汚宅状態でした。

案の定と言うかなんと言うか。
ある日ある時突然に、荷物やゴミ箱はもちろん、ベンチもすべて撤去。
元々はいい感じのゆったりとした円形のスペースだったものが、
取って付けたような造花のプランターを所狭しと並べ立て、
強引に階段状に仕立て上げたデッドスペースに早変わり。
そこで暮らすことはもちろん、
横になることや座って喋ることさえ断固として阻止する!という
熱い気迫あふれる殺伐とした場所になってしまっていました。

わが街のホームレス人口はそう多くはないように思います。
のじぎく国体があったせいか、
駅周辺でたまに見かけた彼らの姿も最近は見ないような。
寒い北摂の冬が来る前に、すべてのヒトと犬猫に暖かい家と寝床と食事を。

にしてもダラシなさ過ぎたぞ、ホームレス諸君!
ウチの片付けられない症候群のおばあちゃんも
相当な汚宅ライフを満喫中だけど、

公共の場でそれはないでしょう。