圧力鍋&ハヤシライスでキッチンが地獄に!

昨日は調理器具メーカー様のお仕事の取材で、伊勢市まで行ってきました。
ここ兵庫県からは、ほとんど小旅行気分。
3時間の取材をしただけで、赤福もお伊勢さんキティも買わずにトンボ帰りしなければならなかったのが残念でなりません。
近鉄特急の窓から見える黄金色の田んぼでは、彼岸花の群れが燃えるように咲き誇っていました。

調理器具というものは、システムキッチン同様、
料理の味やレパートリーはもちろん、
『料理を好きかそうでないか』をも左右するほどの力を持っています。

・・・しかし、やっぱり正しく使わなきゃーね。危険ですから。
ということで、アタシが愛する圧力鍋で巻き起こした、悲しい体験を披露してみます。

ある日、仕事から帰って手早く夕飯を作ろうと、ハヤシライスの前身(まだルウを入れる前なので)を圧力鍋で煮ていました。
火を止め、まだ鍋内の圧力が下がっていなかったにも関わらず、
「たまねぎと薄切り肉だけだから、もう煮えてるもんね〜」っとばかりに愚かにも、蓋のオモリ(蒸気を閉じ込めている弁みたいなもの)を強引にはずしてしまったのです。
すると!蓋に空けてある、オモリが差し込まれていた小さな穴からは、圧力だけではなく
ハヤシの前身そのものが、想像を絶する恐ろしい勢いで爆噴出!
それはもう・・・前代未聞のキッチンでの大噴水。しかも熱っ!
しばらく呆然と見入ってしまいました。
噴出したハヤシ前身と蒸気が爆発的勢いでジャアジャアとレンジフードを叩き、
濡れそぼったレンジフードからはハヤシ前身がまた土砂降りのようにガスコンロと床にまで降り注ぐその様子たるや! 
ガスコンロ周辺やワークトップに置いてあった他の鍋やミキサー、調味料類をも次々と飲み込む悪魔のようなハヤシ前身・・・。

あー怖かった。危なかった。
我に返って、穴に布巾をかけ、ハヤシ前身鎮圧。
すぐに掃除する気にもなれず、その後は現実逃避。
ホントに何もかもやんなった事件でした。
はぁ~、アタシのバカッ。

圧力鍋はもちろん、調理器具は正しく使わなければとんでもないことになると学びました♪