汚宅にあった大量のモノ。

とにもかくにも気合です。
気を取り直して、再度GOGO!

まず多かったのは衣料品。異常な量でした。
2度の引越しを経て以前にも大量に処分したはずなのに。
毎日同じようなものを着ている(ようにしか見えない)老女の一人暮らしなのに。
新品の靴下が数十足とか!一度も使われないままにチビゴキやその排泄物にまみれて忘れ去られている服、服、服・・・衣装ケースの中にも風呂敷包みの中にも。

賞味期限が遠い昔に切れてしまった乾麺、ゴマ油、砂糖なども押入れとシンク下から大量に発掘。
ティッシュペーパーとトイレットペーパーも数十パック。
箱から出してさえいない鍋セットや粗品風の食器も多数。

勇気ある義弟が担当していた冷蔵庫は最もショッキングなエリアでした。
【冷凍庫】内に保存されていたにも関わらず、なぜか!
とけたり凍ったり腐ったり凍ったりを繰り返したのか何なのか、とにかく原型をとどめない、どす黒いカタマリが出てくる出てくる・・・。
【冷蔵庫】内のものはもちろん腐りますです。
義祖母は魔法の箱だと思い込んでいて、「絶対大丈夫!」っていつも豪語していましたが。
義弟はずっと、中から出てくる物体を見たり臭いをかいでしまうたびにまるでコントのように「オエ〜ッ」っとえづきっぱなしでした。

しかしやはり汚宅の汚宅たるゆえんはやはり、害虫の多さでしょうか。
これにはホントに失神ものなのです。
アタシもゴキブリなんて大の苦手に決まっていますが慣れってスゴイ、恐ろしい。
バルサンで出たチビゴキやクモ、その他もっと小さくミクロな害虫達の累々たる死骸をカシャカシャ踏みしだいたり、箒で掃き集めたり、ひっくるめて雑巾でグイッと拭き集めたり。
引き出しを開けた瞬間などにはしばしば生き残った一群を発見してしまい、すかさず殺虫剤を集中噴霧して敵を一網打尽に追い詰めたりと、思いのほか淡々と働けました。
むしろアトピーもち、アレルギー体質の旦那などはもう初期のうちに「見てるだけで痒くなるっ」とギブアップ宣言し、早々に屋外での荷物選別係になっていましたね。

結局出たゴミの量は、4tトラックで3往復分。義弟の知り合いの産業廃棄物処理業者さんにお願いして引き取ってもらいました。・・・もすこしつづきますよ・・・