女の人生は間取りでキマル!

魔の旧宅は、1階がDKとは名ばかりの5畳弱のキッチンと6畳和室、バスルーム&トイレ。2階が6畳和室と8畳洋室という間取りでした。

大失敗の原因は環境や住宅の狭さ、古さ、安っぽさなど多々あれど、間取りや設備の悪さは住みづらさ、生きづらさにまでつながる切実な問題でした。

引越しの翌年にあたる平成6年には次女が生まれ、旦那は仕事が忙しく平日は育児参加が難しい状況の中、私は0歳と2歳の娘を抱えて文字通り悪戦苦闘していました。

家が斜面に建っていたため、玄関にたどり着くまでには急階段。DKと和室の間にも段差あり。2階への階段も急で暗く、子どもにも私にも危険がいっぱいでした。

家の最北端に位置する厳寒のバスルームにはなんと追い炊き機能がなく、冬は浴槽のお湯が猛スピードで冷める冷めるっ。首もすわらない0歳児とヨタヨタしている2歳児を洗い、洗髪し、お湯につからせ、拭き、服を着せる・・・。家を縦断し、寒々しい洗面所、玄関横の廊下、DKを通過してやっと暖かい和室にたどりつくという間取りのため、私自身は落ち着いて洗うことも温まることもできないまま、家中に雫をポタポタたらしつつ、子どもを抱えて右往左往しているだけという地獄のようなバスタイムでした。

現スイートホームを新築する際に最もこだわった「譲れない条件」は、【間取り】です!
バスルーム+洗面所には、玄関から続く廊下からとLDKの両方から直接出入りできること。
1階のLDKともうひと部屋は、扉を開けば広々と使えるひとつながりの場所にあること。
これを絶対条件に、自分で方眼紙!に何度も何度も家中の間取りを書き散らし、ベストだと思えるものを施工業者さんに設計図に書き起こしてもらいました。
おかげさまで今、ホントに快適ですね。

学校やお絵かき教室から帰ってきた娘やお友達は、洗面所やバスルームに直行して手足を洗ったりうがいをしたり。またLDKとの扉を開いておけば、脱衣場でもある洗面所にも冷暖房が行き届きます。浴室冷暖房&乾燥や腰かけることのできるタイプの浴槽も設置し、地獄のバスタイムは完璧な天国となりました♪
普段はLDKと隣の和室の間の扉を開け放って20畳として広々使い、視線や音をさえぎりたい時には扉を閉めて独立したふた部屋として使えるのも、お客の多いわが家にはとっては便利です。
ついでにバリアフリーとゆるやかで半円形に近いカーブを描く階段を採用することで、危険も激減!歳をとっても孫ができても大丈夫でさ。

◆そこで今日のポイント◆
家族とライフスタイルあわせた【間取り】と【住宅設備】には何が何でもとことんこだわるべき!これらは機能性や快適性を左右して、家事や育児を強力にサポートし、家族の、特に女性・主婦の住みやすや生きやすさにさえもつながる重要事項です!