大震災後の、関西1週間。

この1週間というもの、家に居る間はテレビに目が釘付けになっていることが多かったです。

こんなに長時間テレビを見続けたのは、おそらく阪神淡路大震災以来でしょうか。

今日はここ関西でも雪が降り、寒い寒い被災地の様子を見ては、一日も早くみなさまが

温かい食べ物や水を自由に飲食し、清潔な衣類と寝具と環境を得て、

とにかくまずはゆっくりと休息できる日が来ることをただただ願わずにはいられません。

関西では、申し訳ないぐらい普通の日々が過ぎています。

阪神淡路大震災の時とは逆の感覚で、小さな島国でなぜこんなにも違う世界みたいになって

しまっているんだろうかと、焦るような無力感に情けなくなるような。

先週の大震災直後から、娘にもアタシにも「節電」やら「放射能の雨」やらのチェーンメールが届き、

おそらく娘やアタシにメールを寄越した友人知人達も、良かれと思ってやっているのだろうと

思うとそこもまたやりきれないですね。

今週からは大きなホームセンターやスーパーから電池、カセットコンロ、ガスボンベ、水、米などが

次々となくなって、関東の親族や友人に送ろうとしている人もいるのでしょうが、この異様な

なくなりようは・・・やっぱり買占め騒動なんでしょうか。

こんなに何の被害も受けていない場所で、阪神淡路大震災を経験した人達が、

今現在東北や関東で品切れや品薄になっていて多くの方が困っているとわかっているのに、

自宅のもしもの時用の買い置きのために、それらの品々を買占めているのだとしたら・・・

それがもし少なからず東北や関東にまで影響を与えているのだとしたら、残念なことです。

せめて被災地が、もっと落ち着いてから買えばいいのに。

とは言え、被災経験があるからこその、人情もまた。

震災で、長女の卒業旅行も次女の入試休み旅行もキャンセルになり、

長女は高校の卒業生有志で初めて街頭募金に立ったのですが、地元の高校生への親近感も

手伝ってか、3日間で180万円もの義援金が集まり、市に託すことができたそうです。

募金の間も多くの市民の方から声をかけていただいたり、見知らぬ方が温かい飲み物を

差し入れてくださったりしたそうで、ひと様の善意をお預かりする責任の重さを少しは

感じることができたかもしれません。

アタシは毎日、なるべくちゃんと家事や仕事に励み、直接は関係なくても節電にもつとめ、

義援金は旦那に任せ、支援している動物保護団体が立ち上げようとしておられる

被災犬の一時預かりボランティアに注目しています。

「こんな時に犬なんて」と思う方ももちろんおられるでしょうが、一匹の犬を心の支えにして

生き延びられた、生き延びられるという方もおられるはずです。

まだ自分にできることは何もないですが、できるだけ幅広く情報を入手しながら、

報道が減っても考え続けていきたいと思います。

亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りし、被災された方々にお見舞い申し上げます。

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