「鬱」で別人のように。

娘ズが幼稚園〜小学校低学年の頃に、かなり親しくしていた
魔の旧宅時代のご近所ママ友に久々にお会いしました。
子どもの年齢も性別も違ううえに、こちらが引越したこともあり、
最近はもうすっかりごぶさたしていたご一家です。

かれこれ10年ぐらい前だったでしょうか、大手電機メーカーにお勤めの夫サンが
「鬱」ぎみだ・・・という話を初めて聞きました。
ちょうど疎遠になった頃だったので、その後はたまに会った時なんかに
ちょこちょこ経過を聞く程度だったのですが。
休職しているとか、復職後も短時間労働しかできないとか、
ちょっとしたことでキレやすいとか、暴れてパソコンを壊したとか、
驚くような話を聞くわりには、休日に学校行事などでお見かけする夫サンは、
ニコニコ顔でカメラを持って、子どもの写真を撮っていたりして、
わりとお元気そうに見えました。

ところが、先日お見かけした時には、一目見ただけでもかなり状態が
悪いのではないかと思えるほどのご様子に。
たった数年で、背中が極端に曲がり、顔だけが不自然にガクッと下に落ち、
生気のない目は焦点が定まらない感じで、能面のような無表情な顔で
ただトボトボと歩いておられました。
あまりの別人のような変わりように、声をかけることさえためらわれ、
奥サンともその後もお話しする機会がないので、実際の病状はわからないのですが。
たまたまアタシと同じ日に、同じ場所でご一家をお見かけした共通の友人が、
こちらから言い出すまでもなく、アタシと全く同じことを感じたと話していました。

夫サンは、成績優秀、スポーツ万能で、高学歴のエリート社員でした。
ただ気が短くて、ちょっとしたことで大声を出したり、子どもにも手を上げたり、
ご近所でも少々トラブルを起こしておられるような方でした。
会社でも人間関係でつまづかれたらしく、家で「アイツのせいで」「悪いのはアイツ」などと
始終ブツブツ独り言を言い始めた頃からドッと「鬱」状態に陥り始めたそうです。

30歳代以上の、ことに男性の、サラリーマンの「鬱」は身のまわりでも非常に多いです。
みなさん、住宅ローンもあり、子どもの教育費が高くなる頃なので、大変そうです。
それにしても、あそこまで顔つきや姿勢まで別人のようになってしまっている夫サン、
素人目から見てもただごとじゃなさそうだったのですが、大丈夫なのでしょうか・・・。

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