長らく「売家」の共通点。

ここのところ、隣の地区にチラホラと「売家」の看板が出ています。
その辺りはちょっと古い家が多くて、築30年以上は経っていそうな外観。
とは言え、この市自体が大阪神戸へ通勤する人のベッドタウンとして、
またこの地域は市内でも人気のある校区のため、
新築はもちろん、中古住宅でも結構買い手は見つかるようなのです、
値段はさておき。

ところが隣の地区の、至近距離で三件も立て続けに「売家」になっていた中古住宅は、
2件が長らく空家のまま。
っていうか、なんでこんなに次々に「売家」に!?

今日、雪がチラつく中、ビーグルさんのお散歩に出て、まじまじと見てきたのですが。
その辺りの一角は、掘り込みガレージのある、高い石垣の上に家が建っていて。
道路から玄関口まで、細い急階段を昇っていかなくてはならないんです。
数えてみると、階段の多い家はナント30段以上!
玄関から道路を見下ろしたら、ちょっと恐ろしい光景かも・・・。

これでは、寝たきりや車椅子生活にならずとも、
ちょっと足腰が悪くなったり弱くなっただけでも即、大ピンチです。
妊婦にも、子どもにも、お年寄りにも危険過ぎる家。
今はまだ大丈夫だけれど、いずれこの階段の昇降が無理になるかもしれない、
という思いもあって、熟年or老年夫妻が次々と家を手放し、「売家」が増えているのでは、
などと考えさせられました。
エレベーターのない集合住宅なども同じかもしれませんが、
外出のたびに数十段の階段を昇降せざるをえない家、
実は魔の旧宅がそうだったからこそ、アタシなら絶対に住みたくありません!