家建って、老母泣く。

久しぶりにお会いした、魔の旧宅時代のご近所Fさん。
Fさんのお孫さんと、ウチの長女が同い年のため、
1〜5歳頃までずっと一緒に遊ばせてもらっていました。

Fさんのお孫さんと娘さんは、同じ校区の隣の地区に住んでおられるので、
しょっちゅう行き来されているようで。
確かもうお一人、息子さんもおられたよなぁ、と思って
「息子さんもお元気ですか?」と聞いてみると。
途端にFさん、悲しそうな顔になられて。

結婚して、子どもも二人できていることを教えてくださいました。
そして、
「○○に家を建てたのよ、あんな遠い所にねぇ。
長男だから、もしかしたら。もしかしたら帰ってくるかと思っていたのに。
もう絶対に帰って来ないわねぇ。もう寂しくて、わびしくて・・・」って。
確かに、Fさんのお宅は広い敷地、古いけれども手入れの行き届いた大きなお家。
離れた場所で結婚して、就職しても、
やっぱり息子には帰ってきてもらいたいものなんですねぇ。
ご近所に娘さん一家が家を買って暮らしていても、
息子さんが遠くに家を建てられたことが、すごくショックなんだそうです。

その後、別れ際に何度も「電話一本でもいいから、お母さんにしてあげてね。
連絡がないと寂しいものだから。
なんで息子からは、1ヵ月に1回すら電話もないのかと悲しくてねぇ。
電話してあげてね、行ってあげてね」と繰り返しておられました。
めっきり老け込まれたように見えて、本当に寂しげで、せつなかったです。

ちなみにウチの母は70歳過ぎですが、アタシとも娘ズともメール交換しています。
老母と離れて暮らしているみなさま、特に息子さん方、
手遅れにならないうちに、電話一本ぐらいかけてあげてくださいね!