ハイテン夫人のホメ殺しに怯える。

ハイテン夫人宅のタンス部屋で、お手製のケーキをいただきながら過ごした
二人っきりの数時間は、まぁまぁ楽しい時間だったと、それは今でも言えます。
当時娘達が通っていたプチ荒れの小学校の話、特に女子のいじめの陰湿さ、
元教師であるハイテン夫人の教育論やお互いの育児の苦労話などなど。

「苦労している小学校の先生方に、お手紙とケーキを差し入れしたの♪」という話には
やっぱり、積極的で行動力のある方なんだなー」などと驚きつつ。
そこそこ楽しい時間を過ごして、その日は家に帰りました。

しかーし。
ハイテン夫人宅におじゃました後も、なぜか。
なぜだか、頻繁に電話がかかってきたのデス。
仕事などで留守にしていたり、
在宅でもナンバーディスプレイで名前を確認し、
忙しい時には電話に出ずに居留守を使ったりもしたのですが。
何回かに1回は出て、話をすると。
とにかく、こちらが恥ずかしくて恐縮して、
穴があったら入りたくなるぐらいにアタシをほめちぎってくださるのです。
理由は、いろいろ。
そして「ぜひまたお会いしたい♪」というハイテンションなお誘いに続く。

アタシはと言うと、あまりに頻繁な電話連絡と、過剰なホメ殺し、お誘いに
なんだか違和感が強まるばかりでした。
ちょっとだけ、怖いような気もしてきていたんです。

とは言え。
主婦として、母としては、「招かれてご馳走になったからには、お返ししないと」
という思いもありまして。
ここはひとつ、アタシもハイテン夫人を自宅にお招きし、お茶ぐらいご馳走しなくちゃ!とは
思ったのですが。
やっぱり・・・あまり気が進まない。
もっと言えば、荷が重いと言うか、一人では受けて立てないと言うか。
そこで、アタシがとった行動はというと。
・・・つづく・・・