ペットを殺す人々。

動物を殺処分する施設にペットを持ち込むのは、飼い主。
引越しや転勤、飼い主やペットの病気どころか、
「夏休みに、家族で海に出かけるから」と、
家族旅行を理由に、いとも簡単に殺処分を決める一家。
本当にいるんですね、まったく理解できませんが。
挙句の果てに、
「子ども達は、命の大切さがわかって優しくなったから、飼って良かった」
「飼えるようになったら、またココ(動物愛護センター=殺処分場)で
(別の猫を)引き取って飼いたい」とは・・・。

経費軽減のために、犬猫達は安楽死ではなく、
二酸化炭素によって窒息死させられるそうですね。
どんなに苦しいことでしょう。
“ワケもわからないうちに殺される”のではなく、
しっかり、ワケを知ったうえで、悲しみ苦しみながら死んでいくのだと思います。

施設職員の方が「本当に犬が好きだから、苦しみながらこの仕事をしている」と
おっしゃっているのが印象的でした。
明日、殺処分される犬達のために。
精一杯尻尾をふってエサをねだる仔や、
水も飲まずにじっと静かに横たわっている仔のために、
「最期の時間を少しでも快適に過ごさせてやりたい」と
淡々と蚊取り線香に火をつけておられる姿に。
何とも言えない想いで、本当に胸がいっぱいになりました。