5教科400点以上vs100点以下の格差社会!

長女は地元の公立中学校の2年生。
遅ればせながら、先日初めての校内実力テストがありまして。

驚いたのは、
数学の平均点が40点台。
理科にいたっては平均点が30点台だったとか!
・・・中学校自体の学力レベルは決して低くないのに、です。
テスト自体、かなり難しかったらしいのですが、
公立校なので“塾に行っていないと解けない問題”なんかは出ていないハズ。

国立や難関私立、校区外の学力上位公立高校(総合選抜制度のため)を目指している子達は、
キッチリ80点台、90点台、100点近い点数を取っています。
にもかかわらず、平均点がそんな点数だってことは、
得点が一ケタ、もしくは30点、40点以下の子がかなりいるってことなのでは?

高校の数学や物理などにいたっては、アタシも相当にヒドイ成績をとっていましたが、
さすがに中学ではここまで悪くなかったような。
って言うか、中学の時の実力テストの平均点が、こんなに悪かった記憶はないのですが。
ここからはほぼ全員、高校には進学するのですから、
まだあと最低4年は勉強しなければならないんですヨ。

大丈夫なの?
授業中、何もわからないままに一日6時間以上も座り続け、
帰ってからも、毎日塾でまた、わからないままに2時間も3時間も座り続けるなんて、
エネルギーに満ち溢れた中高生にとっては、地獄以外の何ものでもないでしょう。
公立小・中学校での学力別クラス編成の話が出ると必ず、差別、平等、人権・・・と
いろいろな反対意見が出て実現せず、それらにもそれぞれ一理はあると思うのですが。

5教科合計で、400点以上の子と
5教科合計で、100点以下の子に
同じ内容、同じ進度で同じ授業を受けさせ続けても、
結局差は開くばかりのような気がします。
250点の子に照準を合わせたところで、
100点以下の子には結局わからないし、
400点以上の子は、高校受験で勝てないから塾通いに精を出す。

学力の2極化は、公立vs私立だけではなく、
家庭の経済力格差からだけでもなく
(一概には言えませんが、この辺りは塾代が払えないような家庭は非常に少ない地域なのです)、
いたるところでいろんな事情・理由で着実に広がっています。
“塾禁止令”を考える前に、公立学校をどうしていくのかをまず考えないと!