残業代?ナニソレ?

なんてこと言っちゃいけないんでしょうが。

旦那が15年余り勤めていた広告代理店では、残業代は一切つかなかったデス。
残業、休日出勤、お持ち帰り仕事etc.
多い時には1ヵ月に100時間以上は時間外労働をしていたと思われますので、
時給1000円で計算したとしても、
1000円×100時間=10万円(1ヵ月の残業代)
10万円×12ヵ月=120万円(1年間の残業代)
120万円×15年間=1800万円(15年間の残業代)!
うぉう、ひと財産 築けているハズだったのにぃ!?

バブルが崩壊した頃、周囲でも
「残業が減って手当てが減ったから、生活が苦しいー」とかいう声をよく聞いたのですが、
「残業代?減った?あるだけマシやん」・・・などと、
妙に攻撃的に切り捨てている自分がいました。

「労働基準局に言いつけてやりたい!」って思ったこともありましたが、
社員全員に真っ当な残業代などつけて、会社の経営が成り立つのか?という不安もありました。

それとやはり、言い方は悪いですが、
“仕事ができない人”“仕事が遅い人”“そのくせ他に居場所がないのか、会社に居たがる人”ってどこにでもいますよね、どこの会社にも。
サラリーマンって、ただでさえ猛烈に仕事量が多い人とそうでない人に分かれがちで、
猛烈派がそうでない派の分まで稼いで養ってる感があるのに、
そのうえそうでない派の残業代まで、猛烈派が残業して稼ぎ出さなければならないとなると。
ちょっと微妙デス。

まぁ、そんなことも全てひっくるめていろいろと考えた結果、
その会社を辞め、サラリーマン生活に別れを告げ、
自分一人で仕事を始めたわけなのですが。

旦那は起業、アタシはフリーランスなので、今のところホワイトカラーエグゼンプションから
直接的な影響は受けにくい身なのですが。
いずれは娘達も勤めに出て、少子化世代の新卒者として激務に身を投じることになるかもしれません。
ちゃんと意識して、考えたり意思表示をしたり、していかないとね。