のだカン♪閉所恐怖症と「オリロー」。

のだめカンタービレ♪」のティンパニ奏者のますみちゃんは、閉所恐怖症。
音大の狭い練習室に居ることが怖くてたまらない。
田舎の山形から東京に出てきた時には、狭い空と狭い自室にも怯えきっていたんですよ。

で、通常で言う閉所って、どのぐらい狭くて閉ざされてたらダメなんでしょうね?
古い文化住宅の、窓1ヵ所だけの箱型2Kなんて、ちょっとした閉所だと思うのですが。

アタシは新婚当初住んでいた賃貸マンションでは、少し怖い感じがしていました。
間取りは広めの2DKで、狭くはなかったし、最上階の角部屋で窓も豊富だったのですが。
出入り口が1ヵ所しかない、というのが恐怖だったのです。
7階だし高所恐怖症だから窓から脱出するなんて絶対無理!だし。
玄関付近に悪者が居座ったり、火事が起こったらどうするんだろう・・・って、いつも思っていました。特に子どもができてからは、そんなことを考えるだけでも冷や汗が。

さらにドアから廊下に出られても、そこはハメ殺しの窓しかない密室状態だったのです。
反対端のエレベーターまで行かないと、1階に降りられないんだもの。
非常階段もなく、あるのは非常用脱出器具「オリロー」だけ。
オリローって・・・言われても・・・。
今もたまにホテルなんかで見かけては、使い方を熟読してみるのですが。
どう考えてもアタシには、あれで7階とか10階からシャーッと降りられるとは思えないんですけど。アタシには無理かなぁ・・・。
あのマンションで火災など起こっていたら、恐らくアタシは逃げ遅れていたことでしょうよ。

現在の家は玄関、勝手口からはもちろん、2階も含めてあらゆる窓から脱出することが可能です(侵入されることも可能です、ハイ)。
高所も閉所も苦手なアタシには、やっぱり戸建てが合っているのかもしれますぇん。