万年水溜りの上に、建った家。

ウチのまわりはまだまだ水田や畑も多いのですが、
近年は農家の高齢化や相続がらみの問題もあってか、一部分が売却されて、
田んぼの一角に忽然と住宅地が現れることもしばしばです。

そんな中でも驚いたのは、ある田んぼと用水路に囲まれた建築予定地。
整地してからもずっと、ずーっと水が溜まっていたのです。
古くから周辺の土地に住む年配の方が言うには、
斜面が多いこの地域の低い側の場所で、
こんな田畑や用水路、貯水池に囲まれているような場所を埋め立てても、
夏場水田に水がある間は地面は乾くことはない!とのこと。
そう、カンカン照りの日が続いても、そこはいつも水溜り状態かジクジクと濡れた状態でした。

しかし夏が過ぎ、秋冬となり、水田の水がなくなると、田んぼと同じようにそこの地面も乾く。
と同時に4件の家が建ってしまいました!

けど、周囲の環境から考えても、
夏場はやっぱり土地の下の方はズクズクなのではないかなぁ。
建売住宅だったから、買った方はもちろんご存知ないはずです。