生者の家、死者の家。

あんなに忌み嫌っていた魔の旧宅で、非常にショッキングな事件が起こりました。
ホンマに『魔』です。

T急リバブルさんを通じて、ワケあり中年男性とそのお父様に旧宅を売却できたことは、一連のイケメン不動産屋ストーリーで書いたとおり。
アタシがお会いしたことのあるそのお二人ではなく、後から転がり込んできた中年男性のご兄弟らしいのですが・・・あの家で自死されたのだそうです。
同じ町内で住み替えしたので、たまに通りかかることもある旧宅。
元ご近所さんにその話を聞いた時には、本当にショックでした。

長女が1歳の時に引っ越して暮らし始めた家。
次女を病院で産んで連れて帰った家。
赤ちゃんや幼い子ども、その友達の笑い声、家族の笑顔にあふれていた家だったのに。
窓にはまだ、アタシがかけたピンクのチューリップのカーテンがかかっていて。
カントリー調の赤と白のポストもそのまま。
家の周りには、アタシが植えた苺やラベンダーの花も咲いているのに。

家って。
住む人や家族、その暮らしぶりを反映してガラリと表情を変えるものですね。