失踪イケメン不動産屋 後日談

その後、フリーランス イケメン不動産屋と会うことは二度とありませんでした。

つい先日、たまたま自宅前の私道の管理のことで久々にO住建さんが訪ねて来られた際に彼の消息を聞いてみたところ、
「結局不動産屋の仕事がうまくいかなかったもんで、親御さんの事業を継いでフィリピンに行ったみたいですわ」とのこと。
なんとなく、ウチの壁や床下に塗りこめられているんじゃないかとも心配していたので、とにかく生きてて元気そうでホッとしました。

彼が独立してから一人で手がけた仕事って、どうもアタシら夫婦の1件だけだったようです。
それも仲介手数料は、住宅価格と関係なく『10万円ポッキリ』。
そんな怪しげな話にまんまと乗った人は、アタシらだけだったんですねー、とほ。

それでもイケメンには今だに心底感謝しています。
彼が居なかったら、絶対にまだ住み替えできていないはずですから。
ありがとう、イケメン!なんとかローンも返してます。