捨てたスーツと、捨てないスーツ。

ついに・・・大昔の夏物スーツを3着とジャケットを1着、BOOK OFFに持っていきましたっ。
さようなら、肩パッド・・・超ミニ・・・巨大な襟達よ・・・。
なんでこれらを今まで捨てられなかったのか?と自問自答してみるに、
社会人になって、自分でお金を稼ぐしんどさを痛感し、
そうして得た、なけなしのお金を握りしめ、店の前で、服の前で、
思案に思案を重ねてようやく買ったモノだからだと思います。
当時はバブルだったこともあり、スーツってすんごく高かったんですよ。
ブランドものともなるともぅ。
でも。ついに手放しました。エライぞ、アタシ。

1着だけ残しておいたのは、入社式にと親に買ってもらったスーツ。
グレンチェックのスタンダードなスタイルなので、今でも着られなくもないということと。
これを選びに行った時に、母の従姉にあたるおばさんが一緒に来てくれていて、
彼女は生涯独身で子どもがなく、アタシのことを「世界中で一番好き」と公言するほど
子どもの頃から、おとなになっても、ずーっとずーーーっとかわいがってくれた人で。
一緒にこのスーツを選んでくれて、時計やバッグまで買ってもらったのです。
何年か前に、おばさんは亡くなってしまったけれど・・・。
もぅ使うことはなくても、このスーツと時計とバッグは大切においておきたいのです。