日本の子どもはズバ抜けて孤独。

長女は今年15歳になるので特に気になりました、このニュース。
「孤独を感じる」日本の15歳の割合は、先進国の中でダントツ1位の29.8%。
平均収入の5割以下の収入の家庭で暮らす「貧困児童」の割合は14.3%でワースト9位。

思春期って、孤独を感じやすい時ではあると思うのですが。
それでもやはり、ショックなデータではありますね。

ちょうど昨日、中学校の保健の先生の呼びかけを聞いてきたところなのです。
「1日に1回は、2人以上の家族で、30分以上かけて、楽しく食事をとってください!」と。
残業があたりまえの日常の中で、帰宅が遅い父親は不在。
母も仕事から帰ってからの食事の用意や家事に追われてバタバタし、
塾の時間を気にする子どもだけの食事“孤食”が多いのです。
ウチも週に何度かは、まったくこのパターンの通りです。
特に長女は部活と塾で忙しく、その合間に一人でそそくさと晩ご飯を食べることが多くなってきています。

父や母、おとなが早く帰りたくなるだけでなく、
子どもが早く帰りたい!と思う家にしていかないとね。
家に居たり、家族と一緒に居るのに孤独なんて、寂し過ぎる!
とは言え、貧困児童にさせないためにも、両親は日夜がんばっているんだけれどねぇ。
なんとかバランスよく、生きていきたいものです。


 ジュネーブ=渡辺覚】国連児童基金ユニセフ)は14日、先進国に住む子どもたちの「幸福度」に関する調査報告を発表した。

 それによると、子どもの意識をまとめた項目で、「孤独を感じる」と答えた日本の15歳の割合は、経済協力開発機構OECD)加盟25か国29・8%と、ずば抜けて高かった。日本に続くのはアイスランド(10・3%)とポーランド(8・4%)だった。

 また、「向上心」の指標として掲げた、「30歳になった時、どんな仕事についていると思いますか」との質問に対しては、「非熟練労働への従事」と答えた日本の15歳の割合は、25か国中最高の50・3%に達した。

 また日本は、親が働いていない家庭の割合が、先進国中で最も少ない0・4%。ところが、平均収入の5割を下回る家庭に暮らす「貧困児童」の割合は、14・3%にのぼり、最悪の米国(21・7%)から数えてワースト9位となり、子どもを持つ「ワーキングプア」の家庭が相当数に達していることが分かった。

 また、10冊未満の本しかない家庭の割合は9・8%で7位。「静かな勉強場所」「学習用のコンピューター」「ネット接続環境」など、教育環境の充実を象徴する8品目中、所有が6品目未満の家庭は53・3%にのぼり、ギリシャに次ぐワースト2位となった。

2007年2月14日20時54分 読売新聞